皆さんから質問を多数頂いたので
ウエルストリームでの指導法「井澤メソッド」のほんの一部ではありますが紹介致しますね。
算数全体の総論として
1、まず、小1~小4の時期に計算力を磨きます。(計算問題1000問中いつでも999問以上正解出来る安定した計算力)その手段として毎日計算問題(計算ドリル)を習慣としてやります。
2、文章題で文章を読み取り、それを線分式などのイメージで表現する力をパターン別に養います。○○算といった特殊算などの定型問題にはそれ特有の図や線分式があるのでまずは定型問題の決まった解き方をマスターします。
3、図形問題でも相似をはじめとして、やはり定型問題があり、解き方も決まっています。まずはそれらの定型問題の解き方を完全に身につけます。
4、その後応用問題に取り組みます。1~3の共通のやり方として、いきなり超難問に取り組むのは×です。まずは基本問題との違いにすぐ気づくような半ひねり程度の問題。それが完全に出来るようになった後、さらにひねった問題、それらが完全に解けるようになってはじめて入試問題レベルの難問です。
どの単元もこの基本→定型→半ひねり→応用→入試問題を繰り返します。
小1~小6の1学期までは、算数では単元別に学び、完全にマスターしていく学習と既習単元の復習を並行してやっていきます。
小6夏休みからは満を持していよいよ過去の入試問題に取り組みます。
入試問題はやるとわかりますが、複数分野にまたがる融合問題が多いです。ですので、小6の1学期までの単元別学習が不十分ですとこの入試問題演習がちっとも進まなくなります。だから小6の1学期までに何とかその単元別学習を身につけましょう。
ちなみに、やるべき入試問題は志望の栄東中学「B日程+東大Ⅱ」ですが、それを早々と終わらせて、「A日程+東大Ⅰ」もやりましょう。(学校別の過去問集が市販されています。)それが終わったら、さらに、栄東中学の入試問題とほぼ同レベルの良問を出題している他の国私立中学のものもやります。内部進学希望ですからその中学を受験するわけではありませんので、こちらは学校別過去問集ではなく前年度の全国の有名中学入試問題を集めた通称「電話帳」と言われているものを使用します。
尚、過去問集を買うなら、解説のわかりやすさで「声の教育社」がお薦めです。
下はA日程・東大Ⅰ用ですが、先にB日程・東大Ⅱをやりましょう。
下が通称「電話帳」と呼ばれているものです。
そして、過去問集をやるときは見開きB4サイズをA3に拡大コピーをし、コピーに書き込んでやると良いです。
余談ですが、小6夏休みから入試直前までにやりおえた過去問コピーを積み上げて、4科目合計で1mぐらいになると「東大Ⅱ」も一般受験者の合格基準点を大きく超えて合格できると思います。
この続きはまた日を改めて、