小学生のお子様に「大人になったらどんな仕事に就きたいですか?」と聞いても、「なんにもない。決めていない。」という答が多いそうです。言いたくないのではなく、本当に決めていないし、○○になれたらいいなぁ~という希望すらないようです。
親は親で「そのうち決まるでしょう?!」と言ってのんびりしています。
これで良いのでしょうか?職業選択の自由は憲法でも保障されていますので何になっても良いのですが、「何にもなりたい職業がない。」というのは将来「ひきこもり予備軍」となってしまうかもしれません。
親がああしろ、こうしろ、と押しつけがましく言い過ぎるのはもちろん×ですが、何もアドバイスをせず、放置・放任しておくのも、言わなすぎで×です。極端から極端に走らず、その中庸(中間)がちょうどいいのです。
すなわち、我が子の性格に合わせて相談にのったり、ときには我が子の年齢に合わせて大人の智恵でアドバイスをしたほうが良いと思います。どんなにしっかりしたお子様でも所詮子供は子供です。7~10歳は大人の智恵をもっていないし、人生経験も乏しいからです。我が子の人生に親として良い影響を与え続け、立派な社会人とするのが親としての使命ですから、これは当然のことです。
それに、なりたい職業がないというのは、生きる気力がないのではなく、世間にあるさまざまな職業を知らないだけかもしれません。その職業について具体的にイメージ出来なければ、なりたいとも思えませんから。
世間にはいろいろな職業(仕事)があり、どういう仕事か教えるのも大切です。そして、関心を持った職業があれば、どうすればその仕事に就けるのか、という今後の道筋を示してあげてください。そうすれば、御子様にも人生の目標ができます。人生の目標が出来れば、目的を持って、日々積極的に生きるようになります。これが私が提唱している「目的的人生論」です。
ご参考までに
世間に存在するいろいろな職業について小学生に教えるのにちょうど良いお薦めの本があります。漫画や図解でとっても親しみやすい本ですので親子でいっしょに読むと良いですよ。
PS 先日いつもの特定郵便局にいったら、ヨーロッパ野菜の5月分は売り切れとの掲示。
6~7月分も募集すると思いますので、ご関心のある方は次の機会にどうぞ!