年中の女子です。
「やった問題はできるのですが、初見の問題がまったくできません。」どう指導したら良いでしょうか?
受験勉強をスタートしてしばらくはそれが普通です。しかし、1年後もその状態のままだとすると志望校によっては厳しい結果となるかもしれません。
というのは、開智小学校(ペーパーB)やさとえ学園小学校のように定番問題だけでなく、その学校の先生が新たに開発した問題(その学校の先生が独自に考え出した新作問題)を出題する学校が増えてきたからです。受験者の誰もやったことのない問題が出題されるのです。全員が初見なのですが、「しっかり解答出来るお子さん」と「さっぱり理解できず手も足も出ないお子さん」に分かれます。後者となってしまうと合格は厳しいと思います。
では、初見の問題が出来ないお子さんを出来るようにするにはどうしたら良いのでしょうか?
結論:「量は質に転化する。」
まったくやったことがない初見の問題もどこか今までやったことがある問題に似ていたり、あるいは、一見全然似ていなくてもその思考過程や処理方法が似ていることがあります。
そして、あらゆる分野のあらゆる問題を解いてきた生徒の頭には、いわば「入試問題のデータベース」が構築されています。
そういうたくさんの問題を解いてきた生徒は無意識にそのデーターベースに照らし合わせて、その新作問題に似た問題や同じような解法で解ける問題と同じやり方で考えるので初見問題でも正解できるのです。
ですから、今後約1年間で出来るだけ幅広く多くの問題をやることにより、お子様の頭の中に「入試問題のデーターベース」を構築してあげましょう。そうすれば、今はお子様が初見問題が解けないとしても、少しずつですが、初見問題が解けるようになっていきます。
但し、闇雲にただたくさんの問題を解かせ、その解法を教え込むのは単なる詰め込みになってしまうので絶対×です。分類・整理した入試問題の解法を記憶して、はじめて「つかえる知識」となるからです。ここがプロの塾教師とアマチュアの違いがハッキリするところです。
ですから、良き指導者の下で分類・整理して、幅広く多くの問題を解き、一つ一つ自分のものとしていくことが初見問題を解けるようにする秘訣なのです。
この意味で「量は質に転化する。」のです。
今までのことはともかく、これからの1年間が一番大切です。良き指導者の下で「量は質に転化する」を徹底して実行してみてください。必ず、お子様も初見問題も解けるようになります。
ちなみに、手前味噌となりますが、定評あるウエルストリーム式受験指導(Well Stream method)はまさに、「量は質に転化する。」を実践したものです。
今はお盆休みで、授業はお休みですが、「無料個別相談」も行いますので電話(048-651-6811)またはメールにてご予約願います。電話に出られないときは留守番電話に切り替わりますので「お名前とご用件」を録音願います。こちら(050-****-0130)からお掛け直し致します。