絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

親として日々学び続けましょう!(No.652)

2017年08月28日 08時34分46秒 | 受験・学校

  よく「人は一生が学び(勉強)である。」と言いますが、まさにそうですね。仕事上でも常にアンテナを張って新しい情報・知識・技術を取り入れていかないと、3~4年で時代から取り残されてしまいます。常日頃ブラッシュアップし、イノベーションを継続しないとかつての成功経験までもが陳腐化してしまいます。今はそういう時代ですね。

 

 社会人として、常に学び、時代に即応していくのは当然として、実は、親としても日々学び、進歩、向上するべきなのです。子供は日々成長していますから、幼稚園児の親としては最高だったとしても、子供が小学校入学後はそのままでは最高の小学生の親になれないのです。小学生の親にはそれ相応の学びがあるからです。この意味で親学はずっと続くのです。

 無論親として、特に学ばなくても、親は出来ます。しかし、愛する我が子のために、日々親として学びを深め、少しでも良き親となるほうが、子供の潜在能力をより開花させることが出来ると思います。

 

  そこで、親として学びの参考になるのが江戸時代寺子屋で使われていた教材を齋藤孝教授が現代語訳した解説付シリーズで、『童子教』と『三字経』です。

     

子どもと声に出して読みたい「童子教」
齋藤 孝
致知出版社

 

子どもの人間力を高める「三字経」
齋藤孝
致知出版社

 

昔はこういうことをきちんと民間で教えていたんですね。

親学の参考資料として、お薦めです。


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人としてのあるべき姿や価値尺度を子供にどう話せば良いでしょうか?(No.651)

2017年08月26日 11時57分15秒 | 受験・学校

人としてのあるべき姿や価値尺度を子供に話すのですが、素直に聞こうとしません。

どうすれば良いでしょうか?

 

子供に人としてのあり方を教える場合、いろいろ話しているうちに「お説教」になってしまうことがあります。いくら熱意を込めて話しても、「お説教」になると、子供の心に響きません。それはそうです。良いお話も説教臭くなると、お子様はなにか自分が責められているような気持ちになるからです。

 

 そこで、そういう話をするときは、お話に説得力が必要となってきます。「お父さん、お母さんはこれこれこう思う。」だけで終わると、説得力がちょっと弱いかもしれません。その考え方が本当に正しいという補強理由を加えると良いと思います。そして、それらの補強により「うんうん、お父さんお母さんの言うとおりだ。私も(僕も)そう思う。」とお子様に言わせたいものです。補強理由にできるものは、偉人の伝記や偉人の言葉、昔からいわれてきたことわざや教訓、昔話などたくさんあります。

 

そこで、お薦めなのが、昔から我が国で子供の教育に使われてきたさまざまな本です。

論語、実語教、修身や道徳の本・・・。

 

論語については以前このブログでも紹介したように子供向けの解説本もたくさん出版されています。実語教は、あの齋藤孝教授がとてもわかりやすく、読みやすい『子供と声に出してよみたい実語教』という本を出版していますので、親子で読むことをお薦めします。

      

子どもと声に出して読みたい「実語教」
齋藤 孝
致知出版社

  

 こういう本から引用して、「昔からこれこれこう言われている。それはこういう意味で、こういうことだ。お父さんも今まで生きてきて、本当にこのお話の通りだと思うよ。」というふうに持っていくのも良いです。


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「してはいけないことはしない。」のです。(No.650)

2017年08月21日 14時40分49秒 | 受験・学校

  先日電車の中で、わけのわからないことを言い、大泣きして騒いでいる子供とその母親に遭遇しました。

  それ自体は夏休みですからよく見る光景でしたが、その母親が「そんなことをしていると周りの人に笑われて、恥ずかしいでしょう!」と叱っていました。

周りで他人が見ているからしてはいけないのでしょうか?

 

「人が見ているから○○しないの!恥ずかしいでしょう!」といつも叱られ、

そう育てられると、「じゃぁ、誰も見ていなければ、何をしてもいいんだ。」ということになります。

そうではないです!たとえ誰も見ていなくても「してはいけないことはしない。」のです。

  恥をかくから、恥ずかしいから悪いことをしないのではありません。いけないこと、悪いことはもともとやらないのです。日本古来の固有文化はそういうものです。昔の人は「お天道様がいつも見ているから・・・・」とか「誰も見ていなくても、神様はどこにでもいて、いつも見ている・・・・とか」言い方はそれぞれですが、「誰がそこにいようがいまいが悪いことはしない。」と子供に教えてきました。そして、「いいことをすると周り巡って自分にいいことが返ってくる。世の中とはそういうものだ。」ということも教えてきました。

  現代はどうでしょうか?若いお母さん達は欧米流の育て方、しつけのほうが優れていると思っているのでしょうか?目撃者がいないと 犯罪が多発し、夜間近所のコンビニさえ一人で歩いては行けない。そんな社会にしたいのでしょうか? 

 インターナショナルな時代にあって、国際交流を広げ、異文化交流をなすことと自国の文化を捨て去ることとは違います。日本人が文化的に欧米人になっても意味がないと思います。何千年も続いてきた日本古来の文化(公徳心、道徳心)を誇りとし、世界の範となる社会をつくりあげるべきだと思います。


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つかえる知識って?(No.649)

2017年08月18日 08時25分54秒 | 受験・学校

 たくさん学習すれば、いろいろな知識が身につきます。しかし、分類・整理せず関連付けにバラバラに教え込んだりすると、それは入学試験ですぐにつかえる知識とはなりません。もちろん全然学習しないよりはずっと良いのですが、やった時間数のわりには学力が上がらないのです。つまり学習効率が悪いのです。

 たくさん物を買ったけれど、整理整頓して収納していないので、どこにしまってあるのかわからない。いざ使おうと思っても探しているうちに時間切れ。または、使った後きちんと収納しなかったので紛失してしまう。-知識を分類整理せずに教え込むというのはちょうどこんな感じです。

 やはり、頭の中にきちんと引き出しを作ってあげて、そこに分類整理して収納していく。そして、それぞれしまった引き出しは関連づけてある。さらに、引き出しには内容物が一目でわかるようにレッテルが貼ってあるのですぐに欲しい物が見つかる。知識のつけ方(勉強の仕方)はこうあるべきです。このように分類整理された知識が知らず知らずのうちに生徒に身につくように教えるのが「優れた教師」なのです。

 だから、「なんでもかんでも量をやれ!」という方針と私が提唱している「量は質に転化する。」とは次元が違うのです。

 これは、私立小学校受験にとどまらず、中・高・大学受験、国家試験受験等、あらゆる受験に共通している学習のコツです。

 3~4歳の幼児のときから、こういう方針を意識してその年齢なりに教え、育てると、「勉強大好きな頭の良い子」になります。


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生徒の皆さんの合格祈願をしました。(No.648)

2017年08月14日 11時52分11秒 | 受験・学校

このお休みを利用して、琵琶湖周辺に行ってきました。

 能の演目「竹生島」を鑑賞(観能)して以来、ずっと訪れたかった竹生島。この歳になってついに初上陸し、都久夫須麻神社(竹生島神社)と宝厳寺を参拝しました。

 生徒の皆さんの合格祈願をしました。そして、竹生島はパワースポットとしても有名で、パワーをいただいてフル充電してきました。(*^_^*)

さあ、8/17から夏期講習後期がスタートします。「人事を尽くして天命を待つ。」の心境となるよう幼児部(私立小学校受験部)はもちろん小学部もパワー全開で素晴らしい内容とする所存です。

 皆様、よろしくお願い致します。


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「初見の問題がまったくできません。」どう指導したら良いでしょうか?(No.647)

2017年08月07日 10時52分01秒 | 受験・学校

年中の女子です。

「やった問題はできるのですが、初見の問題がまったくできません。」どう指導したら良いでしょうか?

 

 受験勉強をスタートしてしばらくはそれが普通です。しかし、1年後もその状態のままだとすると志望校によっては厳しい結果となるかもしれません。

 というのは、開智小学校(ペーパーB)やさとえ学園小学校のように定番問題だけでなく、その学校の先生が新たに開発した問題(その学校の先生が独自に考え出した新作問題)を出題する学校が増えてきたからです。受験者の誰もやったことのない問題が出題されるのです。全員が初見なのですが、「しっかり解答出来るお子さん」と「さっぱり理解できず手も足も出ないお子さん」に分かれます。後者となってしまうと合格は厳しいと思います。

 では、初見の問題が出来ないお子さんを出来るようにするにはどうしたら良いのでしょうか?

 

結論:「量は質に転化する。」 

 まったくやったことがない初見の問題もどこか今までやったことがある問題に似ていたり、あるいは、一見全然似ていなくてもその思考過程や処理方法が似ていることがあります。

 そして、あらゆる分野のあらゆる問題を解いてきた生徒の頭には、いわば「入試問題のデータベース」が構築されています。

 そういうたくさんの問題を解いてきた生徒は無意識にそのデーターベースに照らし合わせて、その新作問題に似た問題や同じような解法で解ける問題と同じやり方で考えるので初見問題でも正解できるのです。

 ですから、今後約1年間で出来るだけ幅広く多くの問題をやることにより、お子様の頭の中に「入試問題のデーターベース」を構築してあげましょう。そうすれば、今はお子様が初見問題が解けないとしても、少しずつですが、初見問題が解けるようになっていきます。

 但し、闇雲にただたくさんの問題を解かせ、その解法を教え込むのは単なる詰め込みになってしまうので絶対×です。分類・整理した入試問題の解法を記憶して、はじめて「つかえる知識」となるからです。ここがプロの塾教師とアマチュアの違いがハッキリするところです。

 ですから、良き指導者の下で分類・整理して、幅広く多くの問題を解き、一つ一つ自分のものとしていくことが初見問題を解けるようにする秘訣なのです。

 この意味で「量は質に転化する。」のです。

 今までのことはともかく、これからの1年間が一番大切です。良き指導者の下で「量は質に転化する」を徹底して実行してみてください。必ず、お子様も初見問題も解けるようになります。

 

 ちなみに、手前味噌となりますが、定評あるウエルストリーム式受験指導(Well Stream method)はまさに、「量は質に転化する。」を実践したものです。

 今はお盆休みで、授業はお休みですが、「無料個別相談」も行いますので電話(048-651-6811)またはメールにてご予約願います。電話に出られないときは留守番電話に切り替わりますので「お名前とご用件」を録音願います。こちら(050-****-0130)からお掛け直し致します。


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味はいいのですが・・・・・(No.646)

2017年08月04日 14時37分22秒 | 食・レシピ

 

 大宮のある和食のお店、以前行って料理の味が良く、気に入ったので、また行きました。しかし、とても残念な経験をしました。味はいいのですが・・・・。

 レストラン、食堂、居酒屋など料理やお酒を提供する飲食業の本質は美味しい料理やお酒をお客様に提供することです。だから、その味が良ければ、基本はクリヤーです。しかし、お客さんと直接接する従業員のレベルが水準に達していないと、料理はせっかく美味しいのにまた行こうとは思わなくなります。最近こういう残念なお店が増えてきた感じがします。人手不足が原因なんでしょうか。

 逆に料理が水準以下で美味しくないけれど、接客が素晴らしかったらどうでしょうか?さりげない気遣いを感じ、いくら快適に過ごせても肝心の料理が美味しくないのでは・・・、やはりまた行こうとは思わないですね。

値段相応に美味しい料理を心地良いお店で楽しむことがお客さんの希望ですから

 あのミシュランガイドが評価するのは提供される料理だけではなく、その店のすべてであるというのも頷けますね。つまり、飲食業の本質である提供する料理の味は言うまでもなく、接客、お店のつくり、雰囲気、清潔さ、どれも同じくらい大切だと思います。

 

 翻って、塾業界はどうでしょうか?

塾の本質はわかりやすく、実力のつく授業です。授業が水準以下では成績が上がりませんし、志望校に合格出来ません。だから、塾の売り物は良い授業(教育サービス)と教師です。

 しかし、いくら授業が素晴らしくても、それを支える授業以外のことが水準以下だと、くだんの和食のお店のように、残念な塾になってしまいます。

 ウエルストリームはどうでしょうか?夏期講習会前期コースで毎日多数の生徒が通ってきていました。教職員一同本当に文字通りベストを尽くしていました。しかし、残念なこともあったかもしれません。そこで、このお盆休みの貴重な時間を利用して、さまざまを改革(イノベーション)し、ますます御父母様から支持される塾とする所存です。

 皆様、よろしくお願い申し上げます。


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