ある方から「井澤先生のお考えを聞かせてください?」こんな要望をいただきました。
いやぁ~、恥ずかしいですね。確かに、たくさん読書をしてきたのでいろいろな分野の知識は人並みにはあります。しかし、見識と言えばたいしたこともなくて、ここで披露するほどのこともないとは思います。是非にということであれば・・・皆様の「親学」のご参考となれば幸いです。
「私はこう思いますシリーズ」その1
私の小さな幸福-それは「毎日の生活の質」をちょっとずつ上げることです。
私は若い頃から「身のまわりには自分が本当に気に入ったものだけをおき、日々それを使って生活する。」ということに小さな幸福を感じていました。
ですから、家具・電化製品・文房具・衣服など自分が本当に気に入ったものだけを身のまわりにおき、そうではないものは、それが欲しい人に譲ったり、廃棄しています。好みでないため使わなかったものは、しまっておいても、結局何年も、もしかしたら、一生使わないからです。
衝動買いや大人買い自体は無駄とは思いませんが、本当に気に入ったものだけを購入しないと結局後日処分する羽目になります。
また、自分のお気に入り(好み)も年齢とともに変わるし、そのときの生活状況(資力)や家庭環境によって選ぶものが変わります。
例えば、小学生の子供がいて、これから中学・高校にあげ、大学に入れるという時期にはその教育資金の確保が最優先で、お気に入りも低コストで品質がそれなりに良いもの優先。
しかし、子供が社会人となり自分自身で生計を立てるようになり、学費や仕送りが不要となると、事情が変わります。もちろん老後の資金は必要ですから、贅沢をするのではなく、ちょっと費用を出しても質が良く、自分が本当に気に入った物だけを選び、長年にわたり大事につかうようにしています。
シンプルなデザインで、品質がよく、長く使えるものが私のお気に入りです。ブランドにはこだわらず、品質の良い物を選んだら、それがたまたまブランド品であったり、なかったりです。なぜなら、購入する目的は品質やデザインに自分が満足して毎日使うためで、自慢げに人に見せたり、これみよがしに使うためではないからです。
例えば、
30年以上前に米国で購入したクロスのボールペンーたくさんの思い出が詰まっているのでこれからも大切に使い続けると思います。7年間毎日乗っていた黄色のトヨタFJクルーザーもそうです。本当はずっと乗り続けたかったのですが、諸般の事情から泣く泣く?手放しました。最近購入したクリスタルのオンザロック用グラス、私は基本お酒を飲まないのでこれでお水や麹甘酒(笑)を飲んでいます。毎日大切に使い続けます。
こういう些細なことで日々の生活の質を上げ、小さな私的幸福感を得ています。
これが私の「積極的な生き方」や「明日への活力」の源(source of energy)の一つになっています。