公立小学校はもちろん私立小学校の御父母様でもお子様が計算問題で88点をとってくると、「88点なら平均点以上だし、まあまあかな。」と思い、「それで良し。」してしまう御父母様がいらっしゃいます。
それは、絶対にダメです。
なぜなら、計算問題で88点というのはその分野の計算が完全には身についていない証拠だからです。例えば、小2範囲(文科省)のかけ算の計算問題で九九が完全には身についていない状態(正答率88%)でそのままかけ算の筆算やわり算に入ったらどうでしょうか?想像したらわかりますよね。算数はステップバイステップの積み重ねの科目ですから、次々と出来なくなっていきます。その辺からつまずき出して、学年が進んで、気付いたら分数、小数の計算はもちろん括弧のついた四則混合計算や□算が全然出来なくなります。
つまり、算数の計算問題は幼児が階段を上るように確実に一歩一歩踏みしめて100%身につけるべきなのです。ここで妥協してはいけないのです。各学年で履修する計算問題は100%になるまで繰り返し練習するべきです。計算が確実に出来てはじめて思考力問題や文章題だと思います。
(100歩譲って、計算問題500問をやったら1問間違える程度(正答率99.8%)なら「良し」としましょう。(*^_^*) )
そして、そのように計算分野は100%出来て当たり前として小学生時代を過ごした方は中高に進んでも計算分野は100%出来るようになるまで努力します。
だから、人として土台を形成する小学校時代だからこそ、新しく教わった事を教わったときに確実に身につける習慣をつけるべきなのです。これが私が言っている「良き学習習慣」なのです。
小学生のお子様をお持ちの皆様、
せっかくですから、小学生のうちに「新しく学んだことは100%になるまで努力する習慣」を身につけましょう。そうすれば、お子様の未来はますます明るいです。