先日もある御父母様から、「井澤先生、そんなにたくさん本を読んでいらっしゃるなら、子育てについてはもちろん親にとって参考になる本をブログでドンドン紹介して下さい。先生が紹介された本は全部買って読んでいますから。」と励まされ?ました。<o:p></o:p>
かようなお言葉、本当に有り難いです。涙がでるほど嬉しいです。まさに「有り難し」です。<o:p></o:p>
実はこのブログはけっこう気軽に書いていますので、嬉しさとともに責任の重大さ、影響力の大きさを再認識しました。だからと言ってブログの文章にこだわりを持ちすぎると週に2回(原則月・金)の更新が難しくなります。<o:p></o:p>
だから、このブログを毎回楽しみにして読んで頂いているたくさんの皆さんのご参考となるよう、今まで通り気軽に書き続けますね。ブログも学習も「量は質に転化する。」ですから。<o:p></o:p>
それでは、本題にはいりますね。<o:p></o:p>
県内私立小学校入試まで3ヶ月をきり、御父母様もいろいろ不安になる時期ですが、こういう時期だからこそ、忙しく仕事や家事をされたり、忙しい中でお子様の勉強を毎日みてあげると良いです。そんな日々の生活の中で時間がちょっと空くと、お子様の入試について、または将来について、突然不安な気持ちに襲われることがあります。そして、ひとたびその不安にとらわれてしまうと、なかなかそこから離れられなくなることがあります。そんなときどうすればそこから脱出できるのでしょうか?<o:p></o:p>
私はもちろん医師ではないので処方箋は書けませんが、30年以上の塾教師生活の中でたくさんの御父母様の相談にのってきましたので、8割ぐらいの御父母様にあてはまるアドバイスはできます。
それは、シンプルに言えば<o:p></o:p>
「不安に襲われ、それがいつもいつも頭から離れずに悩みになってしまったら、まったく反対の嬉しいこと、楽しいこと、幸せなことを意識して考えるようにすれば良いのです。」<o:p></o:p>
人は同時に2つのことを考えられません。だから、マイナスで一杯になりそうなとき、頭(心)の中をプラスのことで満たしてしまえば良いのです。<o:p></o:p>
そうは言ってもなかなかプラスのことだけを考えられないというのもまた人間です。人はアンビバレント(二律背反)な存在ですから。<o:p></o:p>
そこで、形からはいるのです。心が不安にとらわれているとき、鏡で自分の顔を見て無理矢理口角を上げてニッと笑顔を作るのです。その笑顔でお子様、家族、近所の人々と接するのです。それを意識してやっていると不思議なことに不安にとらわれる時間が減ってきます。<o:p></o:p>
なぜなら、心と身体は互いに影響しあっているからです。
皆様の実生活でもそうでしょう?身体の具合が悪いと心まで暗くなりマイナス発想になりがちです。逆に心が暗くマイナス発想ばかりしていると身体に変調を来すようになります。それが5~10年も続くと様々な重病になるそうです。<o:p></o:p>
ですから、形(身体)から楽しそうに振る舞うと、あんなに不安でいっぱいだった心が吹っ切れて軽くなったりします。<o:p></o:p>
「辛いとき、悲しいとき、不安なときこそ、満面の笑顔を!」これは「やせ我慢をしなさい!」とか「見栄をはりなさい!」言っているのではありません。自分の心の王様(最高権力者)は自分自身なのだから、自分の心は自分でコントロールするのです。自分の心の王国を他の人にコントロールさせてはいけません。<o:p></o:p>
そこで、さっそく今回もおすすめの本を1冊紹介しますね。「自分の心は自分のものだから、他の人にコントロールさせてはいけない。」についての本です。
これは、全世界で930万部以上もの大ベストセラーとなった<o:p></o:p>
『PULLING YOUR OWN STRINGS』 by Dr. Wayne W. Dyer<o:p></o:p>
を渡部昇一先生が翻訳・解説した本で<o:p></o:p>
『「頭のいい人」はシンプルに生きる』です。
この本はアメリカ人の心理学教授が書いたものですが、渡部先生がエピクテトスとヒルティーを引用された巻頭の解説も秀逸で、超おすすめです。(^o^)<o:p></o:p>
ちなみに、私はこの本を読んでなぜか仏教思想に通じるものを感じました。仏教では「心の持ち方と行動が悟りを開く鍵(八正道)」としており、現代的に言えば、「心の持ち方と行動が人生を開く鍵」ということですから。<o:p></o:p>
「正しいこと(普遍的なこと)は洋の東西を問わず、正しい。」のです。<o:p></o:p>