絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

国語の教科書をあじわいましょう。(No.645)

2017年07月31日 12時48分22秒 | 受験・学校

 

  文科省検定済の小学校用の国語教科書に出てくる物語や説明文ですが、素晴らしい文章が多数出てきます。

  例えば、光村図書小2国語上の「たんぽぽの ちえ」は説明文の名作です。たんぽぽの子孫を増やす素晴らしいしくみを「たんぽぽのちえ」として、わかりやすく表現しています。「たんぽぽの ちえ」の全文を書写して説明文の書き方のお手本にしてもよいくらいです。東京書籍小3国語上の「ゆうすげ村の小さな旅館」も心温まる物語で、感動します。全国の小学校で使用する教科書に掲載されるのだから、良い作品に決まっているのですが、本当に素晴らしい文章です。

  だから、テストで良い点を取るために読むだけではもったいないです。良い作品だからこそ味わって読んで欲しいものです。この意味で教科書を大切にして欲しいです。

御父母様へ

  お子様の持っている学校教科書の一つ一つの作品をじっくり読み込み、その内容について親子で語り合うと良いと思います。そして、素晴らしい作品はそれをつかって「作文」のお手本として使うと良いです。


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塾教師にとって、日々学び続けるのは仕事の一部です。(No.644)

2017年07月28日 19時46分16秒 | 受験・学校

 

塾教師(予備校教師)にとって、日々学び続けるのは仕事の一部です。

   生徒に対して、「向上心を持とう!」とか、「成績を上げよう!」と日々言っている塾教師(予備校教師)自身が全然進歩向上しないのでは、生徒のお手本となりえません。どんなに経験を積もうと、塾教師として日々進化(深化)するべきです。教師自身が5年前と同じレベルの見識で同じ授業をしているようでは、情けないと思います。塾教師として、日々研鑽を積み、教師力=人間力が向上してはじめてリードしていけるのだと思います。

 人間としての学びはいろいろなところで出来ます。例えば、旅に出ることも学びであるし、塾業界以外の方々と語り合うことも大きな学びとなります。あらゆる人、あらゆることから学ぶ気があれば、全てが人間力向上のための学びとなるからです。私が座右の銘としている「人生我以外皆師」という言葉はそういうことも意味しています。

   しかし、現実問題として仕事が忙しいとなかなか時間がとれず、そうそういろいろなところに出向くことが出来ません。そういうときに頼りになるのが読書なのです。その道で優れた人々に直接会って教えを乞うことなどめったに出来ることではありませんが、その人の著作物を購入して読むことは出来ます。そして、読書により、その著者の考え方(思惟)を知り、理解し、取り入れられることは取り入れる。そして、その本を読んだことをきっかけとして、自らの人生に当てはめをして自分自身の人間の幅を広げていく。そんなことが出来るのが読書なのです。

 つまり、読書にお金をつかうのは自分自身への投資であり、優れた塾教師として必須条件である日々進歩向上し続けるための鍵なのです。

 幸い私はお酒を嗜まないのでバーやスナックなどでお金を使うこともありません。それにギャンブルの類いやゴルフ等も一切やらないので、そういう費用を自分自身への投資にまわせます。

 


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本屋さんへ行こう!(No.643)

2017年07月24日 08時29分13秒 | 本と雑誌

 アマゾンをはじめとして本のネット販売が当たり前になってきました。

  私自身もHONTO、紀伊國屋書店ネット、yahooショッピング内の書店、amazon等を併用して、月額平均5万円くらい購入しています。旅先に持参したり、電車の中で読む本は荷物にならない電子bookで購入して、i-phoneやi-padで読んでいます。購入したい本が決まっているときはネット書店で検索、即購入します。そのほうが手っ取り早いですから 

  ネット販売でほとんどの本を購入している私ですが、実は私の最大の楽しみの一つが「大きな本屋さん」へ行くことです。

  というのは、購入したい本が1冊に絞りきれていないときは同種の本の中味を見比べた上で気に入った本を購入したいからです。それに、雑誌類はその特集記事などが気に入ったときだけ購入しています。気に入るかどうかは見出しだけでは決められません。見出しをあてにして購入し、期待外れだとすごく損した気分になりますから。(その代金をもっと有意義な本に使えたのに・・・・。)

  そして、時間があるときは「大きな本屋さん」の端から端まで興味のある分野の書棚を「何か面白い本はないかなぁ~」と見て歩きます。そういうときに時々「掘り出し物の本」=「その書店に行くまではその本の存在すら知らなかったのに、書店をぶらぶらしているうちに気にいった本」を発見します。中味を少し読み、購入に値する本なら即購入決定です。そうして「大きな本屋さん」全体を歩いていると、気がついたら、1~2時間も経っていて、購入したい本が1~2万円となっていることもあります。

 

  皆さん、「大きな本屋さん」に行って、人間力をつけるのに良い本を見つけましょう。無責任な情報がネット上に氾濫している今だからこそ、きちんとした出版社と責任ある著者が創り上げた本が重要なのです。

 ちなみに、私がよく行く「大きな本屋さん」は与野駅近の「書楽」と埼玉新都心駅東口前コクーン1Fの「紀伊國屋書店」です。どちらもお薦めです。(*^_^*)


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世の中そんなものと割り切ったほうが良い。(No.642)

2017年07月21日 14時42分25秒 | 受験・学校

先日耳にした話ですが、

開成中学に入学したと聞き、お子さんを公立中学校に進学させたご父兄が

「うちの子だって、中学受験塾に通わせれば、開成に合格出来た。」とおっしゃっていたとのこと。「知らぬが仏」というか・・・「無知は怖い」というか・・・な~んにも知識がないとこんなことを言ってしまうのですね。

世間の人は結果だけ見て、うちの子だって・・・・と思うのでしょうが、合格されたお子さんが過去3~4年間どんなに努力されたかなど想像もつかないのでしょうね。特に中学受験は小学生が勉強するのですから、家庭の強力なバックアップがないとなかなか開成には合格できません。お子様の中学受験を経験された方なら、開成中学に合格するのが如何に大変かよくわかっていらっしゃるので、簡単にこんなことはおっしゃらないですよ。

 

 誰かが受験で成功したと聞き、

「きっとあのお子さんと御父兄も大変な努力をされたのだろう。素晴らしい。」と心から祝福できる人と「きっと陰でうまいことやって、合格したんだろう。うちだって、やれば合格できた。」と努力しようともしないで、嫉妬する人の両方がいますから。

後者の人には何を言っても所詮理解されないと思いますので、世の中そんなものと割り切ったほうが良いと思います。どの世界にも「縁なき衆生」はいますから。


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わかってはいるんです。(No.640)

2017年07月14日 12時34分22秒 | 受験・学校

塾経営アドバイザリーサービスのクライアントが

「塾長自身が休みをほとんど取らずに朝から夜遅くまで1年中頑張っている。」と言ってきたら、即座に以下の理由から「それは絶対ダメなんです。」とアドバイスをしています。

1)そもそも、塾長自身が朝から晩まで忙しく働き、休みを取らないというのは「頑張っている自分が大好き。」とか「自分が1番頑張っている。」とか「こんなに頑張っているのでわかって欲しい。」という自己満足にしかすぎません。確かに、「率先垂範」という言葉があるように先頭きって努力することは職員に対してお手本を見せるという意味もあり有意義です。そして、生徒・御父母様に対しても塾長自身が元気に頑張っている様子を見せるのも安心感につながります。しかし、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉があるようにやり過ぎると逆に「嫌味?」になるかもしれません。

 2)まして、「補習を入れたので休日がとれない。」な~んて愚痴っぽく言われたら、御父母様は次からは補習をお願いしづらくなります。

 3)さらに、塾長は塾長にしかできない仕事をするべきで、他の人ができることは他の人に任せるべきです。何でもできるから何でもやってしまうというのは「器用貧乏」となりがちです。塾長自身ができるから、自分でやってしまっているのだと思います。しかし、その仕事をその道のプロ(専門家)に依頼したほうが、結局はミスが少なく、かつ、質の高い仕事になると思います。

4)塾長しかできない仕事とは、例えば、塾の授業システムの更なる改善、授業の向上、成績が上がる仕組み作り、塾長としての受験情報獲得、信頼関係づくり等々、たくさんあります。ところが、塾長自身が日々の仕事だけに追われていると、心身ともに疲れきってしまい、良いアイデア浮かびませんし、塾長本来の仕事が出来ません。

5)最悪それで身体を壊したら・・・・自滅ですね。

 

他人の塾経営にはこんな風に相談にのってアドバイスをしているのに、いざ自分自身のことになると・・・・わかってはいるんです。(*^_^*)

自分自身のことだからこそ、少しずつあるべき姿に近づけていきたいと思います。


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井澤先生、いつお休みになっているんですか?(No.639)

2017年07月10日 12時22分07秒 | 受験・学校

 

先日ある御父母様とこんな会話をしました。

 

御父母様:井澤先生、いつお休みになっているんですか?

私:エッ?・・・といいますと?

御父母様:日曜日に前を通ったら、塾やっていましたよね。

私:ハイ!小学生の補習をやっていました。日曜日は本来はお休みなのですが、面談や補習を組んだときは出勤しています。

御父母様:それではいつ休むんですか?

私:1ヵ月に1日くらいは休んでいますよ。

御父母様:1ヵ月に1日ですか?

井澤:そういえば、5月8日から7月9日までで休めたのは6月18日1日だけでしたね。2カ月に1日しか休みがとれないのはさすがにきつかったですぅ。そうは言っても、夏期講習会の準備、転学対策個別指導、決算整理、税務申告・納税・・・etc.この時期いろいろありますし、私は塾長(代表取締役)ですから仕方がないです。そんなもんですよ、経営者は

 ちなみに、塾長の私はその程度しか休みがとれませんが、職員にはきちんと休みをとってもらっているんですよ。だから、もちろんブラックではありませんよ(*^_^*)

御父母様:大丈夫ですか?そんなに無理されて・・・・

私:大丈夫ですよ、昔からハードワークには慣れていますから。

 ただ、休みをとらないと余裕がないため、事務手続きでミスが出てしまいますね。先日も夏期講習会のお申し込み内容でミスがあり、御父母様にご迷惑をおかけしてしまいました。心から反省しています。

 休みなしでいくら頑張っても、ミスがあっては御父母様から評価されませんから。わかってはいるんですよ。それでも、頼まれると休日なのに補習や面談をつい入れてしまいます。

御父母様:井澤先生、これから夏期講習会を迎え、ますますお忙しくなると思いますが、お身体を大切になさってくださいね。

私:有り難うございます。塾教師は頭と身体が資本ですから、これからも長く良い仕事が出来るよう「健康・安全・安心」をキーワードに自己管理に励みます。


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「言われたことは、すぐに実行する。」という価値尺度(No.638)

2017年07月07日 10時42分19秒 | 受験・学校

 片付け問題の続編です。

 

「1回言っても全然片付けないので、だんだん大声になり、繰り返し言ってしまいます。」

子供というのは慣れてしまうのですね。いつも3回言っていると、気の進まないことは3回言わないとやらなくなります。そして、そのうち3回言ってもやらなくなります。

  では、どうすればよいのでしょうか?

これは片付け指示だけの問題ではありません。しつけ全般にかかわる問題なのです。

   お子様が普通に育っているご家庭(お子様が病的にひねくれていない家庭)では

まず、「親から何か言われたら、それをすぐにやるのが素晴らしい。」という価値尺度(価値観)を心の中に確立するよう日々子育てをします。無論これは「大人の言うことを何でも無批判に実行しなさい。」というのではなく、親や先生など自分のことを大切に考えてくれている大人に限ります。そして、そういう大人が子供に「あるべき姿」を教えたり、指示をしているときに、「言われたことは、すぐに実行する。」という躾です。

  この価値尺度がないと子育てが大変になります。何か指示すると、気の進まないことは実行せずに、「いやだ!」と言ってやりません。「いやだ!」と言うと怒られる家庭では、子供は、実行したくないことは「なんで?」と言い返します。これは理由を聞いている疑問文ではなく、自分がやりたくないので「なんでやらなければいけないの?やらなくてもいいでしょう!」と言っているのです。

  そして、こういう「言われたことは、すぐに実行する。」という価値尺度を3歳までに確立しないと片付けなど生活上のことはもちろん学習も素直に実行しなくなります。「三つ子の魂百までも」とは昔の人はよく言ったものです。

 2~3歳の子供に足し算、ひき算を教えるより、人として大切な価値尺度をしっかり確立させることが最優先なのです。

 以前このブログにも書きましたが、子供が生まれた後、一番最初に教えることは、言うまでもなく言葉であり、意志の伝達方法です。次に安全・危険の区別、これと並行して教えるのが、良いこと悪いことの区別(善悪の区別)です。そして、その次が人としての価値尺度です。

 

  お子様が既に4~6歳のご家庭でも決して手遅れではありませんよ。今からそういう価値尺度を教え、導くのです。「大声を出して叱る、何度も言っても子供は動かない。」という状況から脱するためにまず、親のほうが先に変わりましょう。子供を変えたかったら、子供だけを無理矢理変えようとはせずに、知恵を絞り、作戦を立て、親のほうが先にかわってしまうのです。そうすると子供は親の鏡ですから、子供も良き方向に変わり出します。 

  子育てで悩んでいる方、是非、試してみてください。


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7/2(日)さとえ学園小学校入試説明会に行ってきました。(No.637)

2017年07月03日 00時10分29秒 | 受験・学校

 

 受験教室、塾関係者のための席が最前列に用意されていました。

早くから来訪された御父母様に申し訳ないと思いながらもせっかく用意していただいたので鑓水先生の御案内にしたがって開会5分前に最前列の予約席に座りました。

最前列ですのでさすがよく見えます。パワーポイントの画像もこれだけ近くで見ると大迫力ですね。

         

                         

                          

栄東中学の福島教頭先生のお話も大変為になりました。

  早稲田大学165名合格というのは全国2位とのことでした。薬学部70名合格も素晴らしいですが、医学部医学科の合格者が国公立大医学部が10名で、私大を合わせると55名合格というのは大変素晴らしいです。

 なかでも栄東の国公立大医学部医学科合格者10名のうちさとえ学園小出身者が現役で2名もいるというのも素晴らしいです。

 

          

本日の入試説明会でたくさんの有益な情報を再確認できました。

早速、ウエルストリームでの生徒指導に120%活かす所存です。

さとえ学園小学校の細やかなお心遣いに感謝しつつ、今年も全員合格させるべく、全身全霊をあげて取り組む所存であります。

 


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