先日A小学校を訪問し、B校長先生と合格の御礼のためにお会いしました。いろいろな話をしている際にこんなことがありました。
私:このたびは○○名も合格をいただきありがとうございます。合格者は皆大変喜んでおり、来年4月の入学を心待ちにしております。
B校長先生:受験者は○○名ですか?もう1名受験されていませんか?
私:えっ?!
B校長先生:(名簿を示しながら)このCさんは井澤先生のところの生徒さんではないのですか?
私:・・・・・(そのCさんというお名前を確認して驚き、一瞬声が出ませんでした。)
その方は御父母様のお仕事の都合から1年以上前に弊塾をやめられた方です。だから、当然今年度の受験者数には入っておりません。うちは入学試験直前まで通塾していらしゃった方だけを受験者数・合格者数としてカウントしています。
B校長先生:そうですよね。井澤先生のところは前からきちんとされていましたね。
私:どうしてそのCさんはウエルストリーム出身ということになっているのですか?
B校長先生:この方は入学願書に「ウエルストリーム在塾」と記載していらしたからです。
私:なるほど・・・。うちは塾創立時から入試直前まで通われた方だけを受験者数・合格者数としてきましたから。御父母様がそう願書に書かれていても、それは人数には絶対に入れません。それがその塾の「本当の合格実績」だからです。
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なぜ直前まで在籍している方しか実績にいれないのか?それは週2~3回も授業を受け、夏休みに22日間もの講習会でお子様はもちろん御父母様も必死に頑張った結果が全員合格の実績だからです。
まだ「5~6歳の年端もいかない子ども達が目標設定して必死に努力する。」その中でさまざまな事を学び、成長していくのです。学習習慣がつくのはもちろん記憶力も理解力もみなアップしており、「地頭」も良くなっているのです。だから、私立小学校に入った後もそれぞれの私立小学校で皆健闘しているのです。
そして人生最初のステップで成功体験した塾生達は「今後人生で出会うであろう様々な試練に自力で立ち向かい、真面目に努力して乗り越えていく。」-そんな人間力溢れた力強い人物になっていくのです。
そんな生徒達を輩出するのがウエルストリームの使命(ミッション)の一つだと考えています。
合格者数・受験者数について、ある他のお受験教室の経験者Dさんから
Dさん:井澤先生のところはそっくりテストや直前講習で外部生を募集しないのですか?それではもったいないじゃないですか?
私:えっ?どういうことですか。せっかくのノウハウや予想問題を塾生以外に教えるほうがもったいないでしょう?
Dさん:そういう意味ではなくて・・・・。他のお受験教室では1日しかやらない直前講習やそっくりテストだけに参加した人をそのお受験教室の出身者として扱って、合格者数に入れていますよ。
私:えっ~、それはインチキですよ。そんなの、合格したのはそのお教室のお陰ではないですよね。
Dさん:(あきれ顔で何を言っているのですか?と言う口調で)他のお受験教室は合格者数を水増しするために、そっくりテストや直前講習で外部生を大々的に募集しているんですよ。
私:そ~なんですか?うちではそんなこと絶対しないです。うちのそっくりテストはあくまで塾生が合格するために実施しています。だから外部の方はお断りしています。
それに合格実績で嘘をつけば、「そのお受験教室の言っていることは全部嘘」と世間は思いますよ。それでは長年築き上げてきた大切な信用を失いますから、長い目では逆に損だと思います。
世間はそう捨てたものではないです。「どちらがまっとうな塾」かは世の中の心ある人々は気づきますから。
このやりとりの後
「○○会」には資料請求しただけで入会していないのに、入試が終わった後○○会から「どこに合格されましたか。」と聞いてくる電話がかかってくるという話を御父母様から聞きました。
その「○○会」ではそっくりテストどころか資料請求だけで一度も授業を受けていない生徒も「会員さん」として合格実績に入れているとのこと。
「嘘をついてもバレなければいい。騙されるほうが悪い。」ー私は絶対にそうは思いません。
人も企業も「誠実さ」が「信用」の元になりますから。