いやぁ~、ずいぶんストレートな質問ですね。
「大変けっこうなことだと思います。」
従来から公立小・中学校の「道徳の時間」についてはいろいろ問題がありましたから。
聞くところによると、担当教師が特定のイデオロギーに基づいて、「朝日新聞が希望の学校に無料で配布した例の教材?」を使って、子供達に教師個人の政治信条を教え込んでいたというクラスもあったとのこと。そういうことが多少なりとも改善されそうですから。
しかし、実は道徳の教育は「教科」に格上げすればすべて解決というものではありません。なぜなら、道徳教育こそ小学校入学前と小学校でするべきなのです。(中高では遅すぎます。)
子供のときに親や先生から繰り返し言われていたことが、規範意識になり、その規範が基礎となって倫理観や道徳心が培われるものです。
具体的には、1)挨拶をする。2)ありがとうと言う。3)自分でされて嫌なことを人にしない。4)他人に親切にする。5)嘘をつかない。6)どんなことでも精一杯の努力をする。7)自分のことは自分でやる。8)約束・ルールを守る。9)「素直な心」で生きる。これら1)~9)を幼少時から小学生までにしっかりとしつけるべきなのです。
実際そうしつけられた人物は高い倫理観を持ち、社会人になってからも活躍し、貢献しています。米国の「就学前教育の効果についての研究」でも幼少期に躾をうけたグループは、躾をうけなかったグループより自制心や粘り強さなどIQでは測れない能力(EQ)が上であり、社会的にも成功しているとのことです。
我が子の幸せを願わない親はどこにもいません。
しかし、我が子を溺愛するあまり、このようなしっかりとした躾ができていない親も少なくないとのことです。「我が子の真の幸せ=25年後人間力ある社会人として活躍・貢献」を願うなら幼少期からしっかりとした躾をして、規範意識を身につけさせましょう。