先日ある郵便局で目撃した母子
母親と一緒に4歳ぐらいの男の子が郵便局に来ていました。
母親が待っている間、郵便局のカウンター下のポスターにパンチしたり、はがそうとしていました。その様子を見ている母はしかりもせず、黙って見ていました。とうとうポスターの画鋲をとってしまい、画鋲で遊びだしました。見るからに危ないです。
そこで、振込の順番を待っていた私は見るに見かねてその男の子に「画鋲で遊ぶと危ないよ。」と言ってあげようかとも一瞬思いました。が、そばに母親もいてわかっているので、思いとどまりました。こういう母親は見ず知らずの他人に我が子を注意されると逆ギレしがちですから。するとその瞬間、手続きが終わった母親が郵便局の人に「画鋲が落ちていて、危ないんですけど!」と言って、息子が剥がしたポスターを直しもせず、そのまま帰ってしまいました。
子どもが生まれたら、親として最初に教えなければいけないことは
まず、1)危ないことは絶対しない。というよりも絶対にさせない。
次に、2)善悪(良いこと、悪いこと)の区別。
そして3)公徳心です。
頭の良い子に育てるのももちろん大切ですが、この3つをきちんと教えておかないと、運悪く事故に巻き込まれたり、事件を起こしたり、・・・不幸な結末ということもありえます。親が0歳~4歳の間にしっかりと教えるべきなのです。我が子を本当に守れるのは親だけですから。
知識教育や能力開発よりも、何よりも大切なのが「人間としてまっすぐに育てることが先(first)」です。その次が知識教育・能力開発・学力です。
子育ての目標は昔から「人間で優れ、学力、体力に勝る。」なのです。