米国では銃の無差別乱射事件があると、その犯人は逮捕されたり、射殺されますが、米国内のマスコミは犯人のプロフィールや乱射に至った背景等詳細を決して報じません。
米国で犯人をある意味有名にしてしまうと自分も有名になりたくて同様な事件を起こす人間(模倣犯)が次々と出てくるからです。結果的にマスコミが次の模倣犯を造り出す虞があるということを自覚していて、マスコミ全体が自粛しています。
これに対して、日本は米国ほど悲惨な事件が発生していないためか、日本のマスコミにはこの「模倣犯を防ぐ。」と言う観点が欠落しているのでは?と思います。
たとえ犯人に同情すべき点があったとしても、模倣犯の発生を防ぐという道義的責任が報道機関であるマスコミにもあると思います。国民の知る権利と模倣犯を防ぐためある程度報道を控えること。難しい問題ですが、私は先日の和歌山の事件からさっそく自粛されたほうが模倣犯を防ぐことができ、結果、治安が安定し、国民は安心して投票でき、日々の暮らしを落ち着いておくれると思います。