「旅行などして、見聞を広めることが教師力を養成することに役立つ」と前回のブログで話しました。実は、お子様を勉強大好きにする御父母様にもそのまま当てはまります。
例えば、子供が小学生のとき、家族旅行で東北地方に行くとします。
それが、子供にとって初めての東北旅行だとします。宮城県なら行き先は仙台と松島、石巻。女川です。仙台では仙台城跡に行き、そこで伊達正宗関連の話をするし、博物館にも行きます。松島では瑞巌寺に行き、松尾芭蕉の足跡をたどり、俳句や奥の細道の話をします。そして、津波被害についても話します。石巻では震災によってたくさんの人々が亡くなり、同じ小学生にも多数亡くなったことを話します。女川ではリアス海岸を見せ、天然の良港であることを説明し、同時に津波被害が出やすいことも話します。さらに女川原発も見学できれば見学します。
つまり、先を読んで、今学校ではまだ教わっていなくても、遅かれ早かれ歴史で伊達正宗や松尾芭蕉は出てくるし、奥の細道は国語でも出てきます。リアス海岸は理科の地層や大地の変化で出てきますし、地震は理科の「大地の変化」でやります。そうすると、家族旅行で実体験を積んだお子様は学校で出てくるたびに目を輝かせて授業を受けるようになります。
このように考えて行くと、単なる家族旅行が歴史、地理、国語、地学の勉強にも役立つのです。
これはお子様を勉強大好きにするにする御父母様のあり方の一例です。各ご家庭で工夫され、少しでも我が子が勉強大好きになるよう考えて子育てされると素晴らしいと思います。是非、試してみて下さいね。