作者は文化勲章受章者の片岡珠子画伯です。「江戸の四季」のテーマでありとても迫力のある作品です。以前は地下一階の受付のところに展示されていましたが、今は一階の外部に作品を移転して展示してあります。乙女ロードに面しております。
片岡球子は自身の信念に従った創作を続け、やがて従来の日本画の概念を揺るがすような力強い表現を確立しました。「面構(つらがまえ)」・「富士山」シリーズでは特に高い評価を受けております。
また歌舞伎役者の四代目中村雀右衛門と交流があり、有名な助六の揚巻の打掛の墨絵も手がけています。
1976年(昭和51年)勲三等瑞宝章を受章。1982年(昭和57年)には日本芸術院会員に選ばれ、1986年(昭和61年)には文化功労者として顕彰された。1989年(平成元年)には文化勲章を受章しています。