なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヒレタゴボウ(アカバナ科・チョウジタデ属) 別名アメリカミズキンバイ 一年草

2012-08-26 15:30:55 | 草花
 湖岸の砂浜に黄色い花が咲いていました。調べると、ヒレタゴボウという草花でした。
ヒレタゴボウは熱帯アメリカ原産の帰化植物で、8月~10月に黄色い4弁の花を咲かせます。花弁に葉脈状の筋が
あります。河原や休耕田など、水湿地に生育します。
名前は、茎にひれ(鰭)がある田牛蒡という意味です。茎には顕著な稜(あるいは翼)があります。
直立して、1mを超えるものも多いそうです










茎についた葉の下が稜(翼)になっているのが、お解りでしょうか。


後日、田んぼの縁に、このヒレタゴボウがいっぱい生えているのに気がつきました。覚えてしまうと、意外と、
どこにでも生えているのに気が付くことって、ありますよね・・・。

コマツヨイグサ(アカバナ科・マツヨイグサ属) 二年草

2012-08-25 12:50:27 | 草花
 柳川の琵琶湖岸の砂浜にたくさんのコマツヨイグサが生えていました。夜に咲く花ですので、殆どはしぼんで
いましたが、まだ少し開いているのもありました。
コマツヨイグサは、北アメリカ原産の帰化植物で、1910年に確認されたそうです。海岸の砂浜などで、よく見られ
ます。葉には切れ込みがあり、茎は地面を這うことが多く、時に高さ50cmほど立ち上がることもあります。
花は3cm前後で、マツヨイグサ属の中では、最も花が小さいので、この名前がつけられました。
鳥取砂丘で繁殖して砂丘を緑化をしてしまい、在来種の数を減らしたことから、要注意外来生物に指定されました。


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イチモンジセセリちゃんの訪問です。


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花はしぼむと赤くなります。

後で気が付いたのですが、2枚目の写真はマツヨイグサのようです。葉の形が違いますし、花弁の形も少し違うようです。

ヒメイワダレソウ(クマツヅラ科)落葉低木

2012-08-24 15:05:08 | 園芸花
 農業用の用水路に沿って、白い小さな花がいっぱい咲いているのに気がつき、カメラを向けました。
調べてみると、ヒメイワダレソウという、園芸品種でした。南アメリカ原産で、昭和になってから、導入された
ものだそうです。株はあまり立ち上がらず、葉も小さいので、背丈の低いグランドカバーとして、よく利用されて
いるということです。
雑草より成長が早く、草が育たなくなるので、防草効果があります。根付くと、かなり強く、乾燥にも強いそうです。
12月~3月までは、枯れて茶色になります。



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ラストの一枚は、湖岸の砂浜で撮ったものです。こんな所にまで、3株ほど脱走してきていました。

ソクズ(スイカズラ科・ニワトコ属)多年草  別名クサニワトコ

2012-08-23 13:20:11 | 草花
 愛知川の堤防、外側の下に、白い小さな花が集まって咲いている、丈の高い草がありました。
調べてみると、ソクズという草でした。本州九州に分布し、明るく、水分条件の良い所を好みます。
高さ、1m~1.5m、葉は大型の奇数羽状複葉で、小さな花を密につけます。花序の上部は平らで、所々に黄色の
杯状の腺体があります。花には蜜がなく、腺体に蜜を貯めます。
果実は4mmの球形で、赤く熟すそうです。花期は7月~8月です。



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5本の雄しべの先についた葯は内側を向いています。

コマツナギ(マメ科・コマツナギ属)落葉低木

2012-08-22 15:15:44 | 花木
 愛知川の河原の縁の草むらの中に、ピンク色の花がちらと見えました。草をかき分けて、よく見ると、マメ科の花
らしく見えます。これが、コマツナギなのかなあ・・と、思いました。
蝶形花の下の方には、かわいい豆果も見えます。花序は藤のように垂れ下がらないで、つんつん上を向いています。
 コマツナギの名前の由来は、茎が丈夫で、馬を繋げるほどであるとも、また、馬が好んで食べるからともいわれて
いるそうです。













愛知川の河原の様子です。昔は、大小の石ころや砂ばかりの河原だったのですが、土砂が流れてきたのか、一面に
夏草が生い茂っています。