なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

オトギリソウ(オトギリソウ科・オトギリソウ属)多年草

2013-07-25 13:20:25 | 草花
 荒神山の山裾に、今年もオトギリソウの花が咲いていました。草丈は50cmぐらいです。
オトギリソウには、、花弁、ガク、葉に黒点と黒線が入るのが特徴です。花は、一日花で、花弁は5枚、雌しべの花柱は3本で、先端が赤くなっています。雄しべは多数あり、基部で、合着しています。
葉は、対生していて、先端に至るほど、巾が狭くなり、黒点が目立ち、特に縁には黒点が多く見られます。
この黒点や黒線は、腺体です。
和名は、秘伝の薬草の名前を他人に洩らしてしまった弟を兄が斬った時の返り血がこの黒点であるとの意味で名づけられています。止血や、傷薬の薬効があるとされています。































ヤブガラシ(ブドウ科・ヤブガラシ属)つる性多年草

2013-07-24 14:32:32 | 草花
 畑でも野山でも、あらゆるものに絡み付いてはびこり、藪を覆って枯らしてしまう勢いの、困り者の雑草ヤブガラシ・・・
今日は、その花の様子を観察しました。
ヤブガラシは、咲き始めると、4枚の緑色の花弁を開き、4本の雄しべと白い1本の雌しべがあります。この花柱は、
最初は短いのですが、次第に伸びてきて、花弁と雄しべは、間もなく脱落します。
その後、オレンジ色の花盤から蜜が滲み出してきて、水滴のように見えます。この蜜には、ハエやアリ、ハチ、マメコガネ、チョウなどたくさんの昆虫が集まります。
時間が経つと、オレンジ色の花盤は、色がピンク色になり、やがて脱落します。
果実を結ぶものと結ばないものがあるということです。




































ブーゲンビリア(オシロイバナ科)熱帯性低木

2013-07-23 14:04:13 | 花木
 南国の花、ブーゲンビリアが、今夏も咲いています。これは、大きな鉢植えの木で、もう何年も越冬に成功して、
咲き続けています。寒い冬は屋内に入れて管理してきました。
色づいた花びらに見える部分は、花を取り巻く苞葉で、通常3枚、もしくは6枚あります。なるほど、よく見ると、
葉っぱのような葉脈が見えます。実際の花は、中央部にあるラッパのような筒状の白い部分です。一つの苞葉に
一つの花がついています。雄しべなどは、突き出しておらず、外からは見えません。












ナンキンハゼ(トウダイグサ科)落葉高木

2013-07-22 13:00:12 | 草花
 荒神山の山裾の道にたくさんナンキンハゼの植えられている所があります。秋になると、美しく紅葉し、通る人の
目を楽しませてくれます。
ナンキンハゼに花穂が数日来、垂れ下がっていましたが、昨日、見に行くと、雌花は既に受粉を終え、子房が膨らんで
きていました。柱頭が3本くるんと反り返って残っています。だから、実の中の種も3個出来るんだな・・と合点
しました。雄花は雌花よりやや遅れて開花してくるようでした。
















ウバユリ(ユリ科・ウバユリ属)多年草

2013-07-21 13:29:15 | 草花
 愛知川河川敷の林の中で、長いこと待っていたウバユリの花が、やっと開花しました。
木陰で日当たりが悪いせいか、蕾がついてからも、なかなか大きくならず、一月ほどの間、何度も通って確かめて
いました。もうすぐ開くかな・・と思っていた矢先、一番大きな株の茎が、誰かにぷっつりと切り取られていて、
がっかりしていました。
それでも、藪の奥にもう幾株かありましたので、今日は、薮蚊と戦いながら、花の撮影をすることが出来ました。
花が満開になる頃には、葉が枯れていることが多いというので、歯(葉)のない「姥」に例えて名がつけられたということです。しかし、ここでは、まだ葉がついていました。花は、つぶれた筒状で、大きく開くことはありません。
昨年、種子の様子を撮影しましたが、種子繁殖の場合、開花までには、6~8年かかるということです。



















                        まだ咲いていない蕾です。白い黴のようなものがついています。



                        基部近くには、大きな葉が輪生しています。他のユリとは違った形です。