なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ソクズ(スイカズラ科・ニワトコ属)多年草  別名クサニワトコ

2013-07-20 14:42:53 | 草花
 愛知川河川敷の竹藪の縁に、わたしの背丈ぐらいに伸びた草が何本も生えていて、白い花が咲いていました。
茎の先に小花が集まり、大型の集散花序を広げています。その中に、何か黄色くて丸い、実のようなものがあります。
これを見て、昨年覚えたソクズという草であることを思い出しました。この杯状のものは、腺体で、蜜が、ここに溜まって
います。ナガサキアゲハが、さかんに蜜を吸っていました。小さな蟻もこの蜜杯の中に頭を突っ込んでいました。
















ヒメヒオウギスイセン(アヤメ科・ヒメトウショウブ属)多年草

2013-07-19 13:29:38 | 草花
 愛知川河川敷の藪下、草むらの中に、ところどころ赤い花が目に付きました。ヒメヒオウギスイセンです。
この花は、ヨーロッパから入ってきた園芸種で、全国に野生化しているそうです。花茎は、50~80cmにもなり、
上部で分枝し、朱赤色の花をつけます。
葉のつき方が、桧扇のようで、花は水仙に似たヒオウギスイセンよりやや小型ということから名前がついています。
















ヤブミョウガ(ツユクサ科)多年草

2013-07-18 14:23:11 | 草花
 愛知川河川敷の竹藪の縁に、ヤブミョウガが群生して花を咲かせている所がありました。
ヤブミョウガは、地下茎で増えていきますので、木陰などの半日陰に群生しています。直立した茎の先端が円錐花序に
なり、数個の花枝が輪生した「段」が積み重なっています。
花は、一度に咲かず、茎に近い方から順々に咲いていきます。花には、両性花と雄花があり、両性花は、白い筋のような
花柱と、黄色い葯をつけた雄しべの両方が、花から突き出しています。雄花の花柱は、短くて垂れ下がり気味で、子房は
小さく茶色に変色していることが多いそうです。
午後になると、まず雄しべが、次いで内果花被片が内側へ巻き込まれるように閉じていき、夕方には、閉じてしまいます。
















ダイコンソウ(バラ科・ダイコンソウ属)多年草

2013-07-17 10:59:48 | 草花
 ウマノアシガタでもないし、キツネノボタンでもないし・・と、ここ数日来、悩んでいたこの花・・・。
昨日、他の花をネットで探していた時、偶然ダイコンソウという花のあることに気がつきました。写真を見た瞬間
これに違いないと確信しました。今時分咲くという花期のこと、高さ50~80cmにもなるという草丈、花の後に
残った若い果実に見られるS字状に曲がった柱頭・・などがその根拠です。
上部の葉は浅く3裂し、基部の葉は、羽状に裂け、ちょっと大根の葉に似ています。小さな托葉も見られます。
林の縁や山地の道端などに、全国に自生しているということです。































ヘクソカズラ(アカネ科・ヘクソカズラ属)つる性多年草 別名ヤイトバナ・サオトメバナ

2013-07-16 14:54:16 | 草花
 愛知川の河川敷にヘクソカズラの花が、見られるようになってきました。昨年の夏は、いたるところで草木に登りついて
いましたが。今年は、まだ少し伸びてきたばかりでした。
ヘクソカズラは、葉腋に集散花序をつくり、多数の花を開きます。花冠は筒形で、5裂し、外側は白く、細かい粒状の
毛が密生しています。内側は、赤紫色をしていて、細かい腺毛がたくさん生えています。2本の長い雌しべの花柱が
見えます。雄しべはやや短く外からは見えません。
秋には、光沢のある黄褐色の球形の果実が見られます。