なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科・ネコノメソウ属)多年草

2017-04-26 14:21:53 | 草花
 おや! 種がこぼれてしまいそうですね。 でも、ご心配なく・・。 これらの種子は、
1個1個果皮に細く短い管で繋がっていて、一度にはこぼれないのです。
雨滴などにより、少しずつ管が切れて、飛ばされる仕掛けになっています。
 ヤマネコノメソウとネコノメソウは、よくにています。茎につく丸い葉が互生しているのが
ヤマネコノメソウで、ネコノメソウは、対生しているということです。



























ヤブニンジン(セリ科・ヤブニンジン属)多年草

2017-04-25 19:20:33 | 草花
 木陰に生えるヤブニンジンは、草丈50cm程もある草ですが、茎が細く、葉も柔らかそうで、
目立たない草です。葉は名前の通りニンジンの葉に似た2回3出複葉です。
 枝先に複散形花序をつけ、小花序に白色の5弁花をまばらにつけます。花には、両性花と花柱の
退化した雄花があります。小花序の外側に5個の両性花が、中心には雄花が集まってつきます。
両性花には、5個の雄しべと2個の花柱があります。
 両性花の花後には、果実の先に花柱が残ります。果実は、1.5cmぐらいの細長い棒状で、放射状
に広がる果柄の先に線香花火のようについています。果実には、上向きの細かい毛が生えています。




























セントウソウ(セリ科・セントウソウ属)多年草 別名オウレンダマシ

2017-04-24 15:53:44 | 草花
 愛知川河川敷の木陰には、ミヤマハコベやカテンソウに混じって、セントウソウもたくさん
咲いていました。
以前にも撮ったことのある花ですが、茎が5~3に分枝し、それぞれに小花の集まった花序を
つけます。分枝点にも短い茎を出して、花序をつけます。
 小花は、白色で、花弁5個、雄しべ5個、雌しべの柱頭は、2裂しています。
特徴的なのは、花の中央、雌しべの下の子房が2個くっついていて、果実も2分果からなって
いることです。このため、花弁のつきかたが、ややいびつに見えます。
 葉は、セリの葉とにています。
 ヤブジラミやオヤブジラミとも似ていますが、果実に棘のないこと、花期が1ヶ月程早い点
などが違っています。

























コンロンソウ(アブラナ科・タネツケバナ属)多年草

2017-04-23 16:02:34 | 草花
 愛知川河川敷の木陰には、白いコンロンソウの花も40cmぐらいに草丈を伸ばして、風に揺れて
いました。タネツケバナ属の花ですが、かなり大型の花で、目立っています。
以前、近くでこの花を撮ったときは、もっと大きな株で、たくさんの花をつけていました。
 葉は、長柄の奇数羽状複葉で、小葉は、5~7個です。大きな葉ですが、柔らかそうな感じがします。
 花は、白色4弁花で、雄しべは6個です。


































ヘラオオバコ(オオバコ科・オオバコ属)多年草

2017-04-22 16:28:10 | 草花
 河原近くの日当たりのよい場所に、ヘラオオバコも高く花茎を伸ばしていました。
40cmぐらいは、あったでしょうか。
 花穂は、3cmぐらいで、雌性期から、雄しべの伸びる雄性期へと移って、下から上へと
咲き上がっていきます。白い葯がぐるりと花穂を取り囲んで、独特の姿をしています。
葉は、披針形で、基部に多く、直立または斜上して伸びています。
花茎には、縦に何本か溝が入っています。このオオバコも帰化植物で、原産は、ヨーロッパ、
日本には、江戸時代末期に侵入したとされ、日本全土に広がっているということです。