なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ツボミオオバコ(オオバコ科・オオバコ属)一年草

2017-04-22 15:10:29 | 草花
 「えっ、オオバコってこんなに群生するの・・?」 河原近くの日当たりのよい所に15cm
ぐらいの オオバコによく似た草が混み合って生えていました。
よく見ると、葉は、オオバコより細く、茎や葉に細かい毛がたくさん生えています。
全体にオオバコよりは、弱々しい感じがしました。
 掲示板で教えてもらって、ツボミオオバコという草だと判明しました。ツボミオオバコは、
名前の通り、蕾のままで、開かない閉鎖花のみをつけ、雄しべが外に出てくることは、ない筈です。
でも、中にはこの写真のように、開放花をつけ、雄性期に雄しべを外に出している系統も
あるということでした。まだ、草丈も短いうちに、花を咲かせ、夏草の伸びてくる前に実を稔らせ
ようという策略なのでしょう。オオバコは、在来種ですが、ツボミオオバコは、近年北アメリカ
から帰化したもので、だんだんとその数を増やしつつあるそうです。

























カテンソウ(イラクサ科・カテンソウ属)多年草

2017-04-21 18:47:28 | 草花
 ミヤマハコベの咲いていた木陰に、赤い小さな蕾のようなものをつけた草が生えていました。
よく見ると、開いたものにはシベが見えるので、これは、咲いている花なんだな・・と思い
ました。帰って調べると、カテンソウという草でした。
 雄花は、上の方に花茎を伸ばして咲くので、よく目立ちますが、雌花は、上部の葉腋に短い
柄をつけて、ついているそうで、写真には撮れていませんでした。
 小さい花で、花が点のように見えるので、花点草という名前になったそうです。
























花粉を放出した直後の雄しべ(手前) 葯が外向きに開いています。

ミヤマハコベ(ナデシコ科・ハコベ属)多年草

2017-04-20 17:28:37 | 草花
 今日は、久しぶりに愛知川の河川敷へ行きました。木陰の暗い所に、びっくりするほど大きな
ハコベの花が咲いていました。花径は、1cm以上もあろうかと思われました。
 確か、3年前にこの竹藪を入った所で、初めて見つけた花です。その時も、花の大きさから、
ウシハコベではないかと思ったのですが、ウシハコベは、雌しべの柱頭が5裂しているとのこと
でしたので、これは、ミヤマハコベではないかと思いました。写真ではわかりにくいですが、
柱頭は、3裂しています。
 3年前に見つけた時は、1ヶ所だけで生えていましたのに、今日は、木立の下一面に広がっていて
ちょっと驚きました。
 ミヤマハコベは、萼に長い毛が生え、茎にも1列か2列に毛が生えています。



































ムシクサ(オオバコ科・クワガタソウ属)一年草

2017-04-19 15:07:12 | 草花
 ムシクサは、草丈10cm余りの小さな雑草で、家の周りにたくさん生えています。
中部の葉には鋸歯があって対生しており、上部の葉は、全縁で互生しています。
花冠は、白色で、直径2~3mmぐらいです。ほとんど基部まで4裂していますが、花冠
より長い萼4枚に包まれ、殆ど平開しないので、写真には、撮り辛い花です。
イヌノフグリの仲間のように、雄しべ2個と雌しべ1個があります。果実もイヌノフグリの
仲間によく似ています。姿としては、タチイヌノフグリに似ているでしょうか。

 ラストのオマケ画像は、また、ツメクサの花です。小さな虫が寄っていました。






























ムスカリ(ツルボ亜科・ムスカリ属)多年草

2017-04-18 16:34:25 | 草花
 ムスカリは、30数年前に市場に出回った園芸品種だそうです。花壇に植えられていることが
多いですが、道端や草原に出てきているのも見かけます。
茎の先に鮮やかな青紫色の小花を総状につけ、球根で殖えていきます。
 放置しておいても、毎年花を咲かせますが、球根が増えすぎて、花が混み合ってしまいます。

 4・5枚目は、ツメクサの花です。開いたのを見つけて撮りました。まだ、一面に咲くところ
は、見ていません。