なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ムラサキケマン(ケシ科・キケマン属)越年草

2017-04-17 18:33:50 | 草花
 以前は、二株ほど、咲いていたムラサキケマンですが、毎年種がこぼれて、庭の
あちこちに生えてきています。植木鉢の隙間からも花を咲かせていました。
 花は、赤紫の筒状で、茎の上部に総状につきます。花弁は4個で、外側の上下2個と
内側の左右2個です。外側の上の花弁は、後ろが距になって、突き出ています。
この中に蜜腺があるそうです。
 雄しべと雌しべは、内側の花弁の中にあるのですが、先端がくっついているので、
外からは、見えません。どうやって受粉するのかしら・・と思っていました。すると、
虫などが蜜を求めて、上側の花弁と左右の花弁の間から入ろうとすると、ピョコンと
雄しべと雌しべがとび出して来る・・と、説明したものがありました。早速、爪楊枝や
指先で試してみましたが、うまくいきませんでした。
自家受粉をすると、説明してあるものもありました。ひとつ試しに内側の花弁を裂いて
みると、中の雌しべには、既に花粉がついていました。
 ムラサキケマンの果実の弾け方も面白いです。

























 

チャルメルソウ(ユキノシタ科・チャルメルソウ属)多年草

2017-04-16 18:32:39 | 草花
 チャルメルソウは、日本の本州近畿以西、四国、九州に分布し、山地の渓流沿いや湿った
林床などに生育します。
 これは、戴きものの鉢植えです。今年もたくさんの花をつけましたので、ご覧下さい。
 5枚の花弁が、魚の骨のように、羽状に5~7裂しているのが、面白いです。
萼裂片は、花が開いてくると、直立します。花茎、葉柄、および葉の表裏には、長短の毛や
腺毛があります。葉は、根生葉が多く、花茎には、つきません。
花弁の赤紫褐色のものは、茎や葉の葉脈も赤紫褐色をしています。




































長浜城豊公園のお花見

2017-04-13 19:44:04 | 風景
 今日はよいお天気に恵まれ、長浜の豊公園へお花見に行ってきました。
彦根城の桜は、散り始めたとのことですが、長浜では満開で、丁度見頃を迎えていました。
平日でしたが、お年寄りも若い人たちも、たくさんの方々が、それぞれに桜を楽しんでおられました。
 長浜城は、昭和58年に復元されたお城で、歴史博物館にもなっています。
 桜の中に、白い花をつけた大きな木があり、緑の葉が出始めていました。これがオオシマザクラと
いうのかな・・と、思いましたが、自信がありません。7番目の写真です。
 コンデジでのピンぼけ写真ですが、雰囲気だけでもお楽しみ下さい。












































ユキヤナギ(バラ科・シモツケ属)落葉低木

2017-04-12 16:40:47 | 花木
 本当に雪が積もったように、公園のユキヤナギの花が、満開になっています。
ヤナギのように枝垂れ、たくさんの白い小花が咲く様は、見事です。
一個ずつの花を近づいて撮ってみました。バラ科の花で、5枚の花弁が、ぱっと開いています。
雄しべは、20本あるということで、基部内側に黄褐色のリングのようなものがあります。
これは、蜜線だそうです。雄しべは、初め、このリングに巻き付いたように曲がっていますが、次第に
立ち上がって、葯から花粉を出します。雌しべは、5本で、受粉すると、子房が赤くなり、袋果に
なります。





























 

ヒメウズ(キンポウゲ科・ヒメウズ属)多年草

2017-04-11 13:23:43 | 草花
 昨日、久しぶりに曽根沼公園へ行きましたら、ヒメウズの花があちこちに咲いていました。
茎がとても細くて、風にゆらゆら揺れますので、撮るには難儀な花です。
花は、みんな俯きについていて、お顔を見せてくれません。昨日は、やや曇っていて、平日でも
あり、人出の少ないのを幸い、座り込んで、じっくりと狙いました。
 オダマキのように、小さいながら、距がついています。開いている5枚が、萼で、筒状の5枚が
花弁です。果実は、2~4個ずつつき、熟すと上を向きます。









後ろに見えるのは、サクラです。