LOHASな感じ!

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気候大異変 1月に紅葉?

2010-08-28 | 宇宙・環境・資源
あまりにも暑い日が続くので、こんな本を手にした。
「気候大異変」地球シュミレーターの警告 NHK出版

地球温暖化と言われ久しいが、その温暖化がもたらす影響はどんなものなのだろう。
地球最速クラスの計算能力を持っていると言われる地球シュミレーターで、100年後の気候を予測していた。
二酸化炭素濃度を、2004年時の377ppmから100年後700ppmになるという予測のもとで計算したものだ。

それによると、
世界の平均気温は4.2度上昇。
高緯度になるほど気温の上昇が激しくなる。
北極圏では10度以上、カナダやロシアでは8度程度、中緯度の日本では世界平均に近い4度というデーターが出ているのだ。

そしてその日本では、冬らしい冬が無く、1月には紅葉の見頃を向かえ、5月には海開きが行なわれる。
気温が30度を超える日が100日。
うーん、信じられない。

熱波の襲来は人類に様々な危機をもたらすのは言うまでもない。
死者の激増、豪雨と旱魃、高潮...。
アマゾンの熱帯雨林の砂漠化、食料減産、熱帯病、飢餓、環境難民...。

はたして我々には危機回避の道はあるのだろうか。
京都議定書における温室効果ガス削減もあるが、各国とも実現が危ぶまれているのが現状だ。

地球寒冷化という真逆な意見もある中、温暖化科学を実際に証明することはできない。
しかし、今後持続可能な世界を思う優しさを 我々一人ひとりが抱かなくてはならないのは確かな事だろう...。