東日本大震災を受けて、各地の自治体では防災対策の見直しに着手しています。
特に、想定される津波の規模を再検証する必要に迫られていますが、神奈川県内では相模湾沿岸の13市町が津波規模を再検証する要望書を県に提出しました。
神奈川県では、海岸工学や都市防災、津波防災、地震学の専門家を交え、国の震源モデルを基に相模湾、東京湾沿岸の津波規模をあらためてシミュレーションし、本年度中に結論を出す予定とのことです。
また、横浜市の林市長は、元禄地震をモデルにした学識経験者の意見を踏まえ、避難対象区域や避難場所の検討を早急に進める考えを示しました。
元禄地震は、1703年12月に房総南部沖を震源に発生した地震で、関東一円での死者は1万人を超え、津波の高さは房総、三浦の両半島の先端で8~10メートルに達したと伝えられています。
東日本大震災の甚大な津波被害を目の当たりにすると、津波対策が急務であることは間違いありませんが、さりとて日本中の海岸を10m以上の防波堤で覆い尽くすことも出来ません。
人類が有する能力の限界を知って、大いなる自然と共生する道を選ぶ以外に方法はありませんが、何を道しるべにしたら良いのでしょうか・・・
特に、想定される津波の規模を再検証する必要に迫られていますが、神奈川県内では相模湾沿岸の13市町が津波規模を再検証する要望書を県に提出しました。
神奈川県では、海岸工学や都市防災、津波防災、地震学の専門家を交え、国の震源モデルを基に相模湾、東京湾沿岸の津波規模をあらためてシミュレーションし、本年度中に結論を出す予定とのことです。
また、横浜市の林市長は、元禄地震をモデルにした学識経験者の意見を踏まえ、避難対象区域や避難場所の検討を早急に進める考えを示しました。
元禄地震は、1703年12月に房総南部沖を震源に発生した地震で、関東一円での死者は1万人を超え、津波の高さは房総、三浦の両半島の先端で8~10メートルに達したと伝えられています。
東日本大震災の甚大な津波被害を目の当たりにすると、津波対策が急務であることは間違いありませんが、さりとて日本中の海岸を10m以上の防波堤で覆い尽くすことも出来ません。
人類が有する能力の限界を知って、大いなる自然と共生する道を選ぶ以外に方法はありませんが、何を道しるべにしたら良いのでしょうか・・・