やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(36)カブラマツタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-24 11:17:09 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

カブラマツタケは、ハラタケ科カブラマツタケ属の小型から中型のキノコで、夏から秋にかけてブナ科の樹下に発生します。傘は円錐形から平開しますが、常に中央は円錐状に突出、表面は茶褐色の繊維状鱗片に覆われます。柄にも褐色の鱗片があり、基部にはかぶら状菌糸塊があります。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《カブラマツタケ 2009/07/22》

《カブラマツタケ 2009/07/22》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウスムラサキイラガ(幼虫)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-07-24 08:36:11 | 昆虫類

池の縁のキショウブの葉を、イラガの仲間の幼虫が食べていました。これまで何度かムラサキイラガとして紹介してきた幼虫と同じだと思います。今回改めてムラサキイラガに関するウェブサイトなどを見ていると、気になる記事に出会いました。「…ムラサキイラガの幼虫の体毛は太い。ウスムラサキイラガの幼虫の体毛は根元だけ太い。…ムラサキイラガとウスムラサキイラガはどちらも幼虫が夏から初秋にみられる。同じ木に両種の幼虫が混在して発生することもある。…ムラサキイラガは本州では古くから害虫として知られているが、図鑑類で掲載されている写真はウスムラサキイラガである。…」(北海道立総合研究機構林業試験場のウェブサイト『樹木を食べる昆虫、北海道 Insects that feed on trees in Hokkaido/ムラサキイラガAustrapoda dentata ウスムラサキイラガAustrapoda hepatica』)

気になって写真を拡大してみると、この幼虫の体毛は根元だけ太いので、どうやらウスムラサキイラガのようです。これまでに紹介したブログの写真もチェックして間違っていれば訂正したいと思います。

《キショウブの葉を食べるウスムラサキイラガの幼虫 2016/07/21》

《キショウブの葉を食べるウスムラサキイラガの幼虫 2016/07/21》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする