刀尾(たちお)神社境内のスギの幹に、マエアカスカシノメイガがとまっていました。
マエアカスカシノメイガは「前赤透かしノメイガ」で、半透明の翅を持つツトガ科ノメイガ亜科の小さな蛾です。和名のとおり、前翅の前方の縁沿いに赤褐色の帯があり、翅には鱗粉が少ないため、透かしのように半透明の翅をしています(ウェブサイト『むしナビ/マエアカスカシノメイガ』2019/04/12参照)。
《神社境内のスギの幹にとまっていたマエアカスカシノメイガ 2019/04/12》
《神社境内のスギの幹にとまっていたマエアカスカシノメイガ 2019/04/12》
※ 刀尾(たちお)神社は、古来立山七社に数えられ、立山登拝路の西の玄関口されており、かつては立山参詣者は必ず立ち寄り、参拝したといいます。参道には、登山者に施す湯を沸かしたという炉の跡が残っています。主祭神は田力男命ですが、劔岳の地主神の刀尾天神(刀尾権現)も祀られています。
《刀尾(たちお)神社 2019/04/12》