やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ナナホシテントウ(幼虫)(富山市)

2020-05-26 19:24:55 | 昆虫類

庭の梅の木に、気づかないうちにアブラムシがびっしりついていました。このアブラムシを餌にするナナホシテントウの幼虫も、何頭もついていました。

自然はうまくできているとつくづく思います。


《ナナホシテントウの幼虫 2020/05/22》


《ナナホシテントウの幼虫 2020/05/22》


《梅の木の枝などにびっしりとついたアブラムシ 2020/05/22》


《梅の木の下のヤマブキの葉にとまっていたナナホシテントウの成虫 2020/05/22》

※ 「生きもの」とはまったく関係のない私事を少々。私は2014年8月下旬に66歳で右脳梗塞を発症、1週間入院しました。ラクナ梗塞(「楽な」梗塞と聞こえました)でほとんど(自覚の)後遺症もなかったので、「インスタントラーメンなどを食べないように」との医師の忠告も馬の耳に念仏、脳梗塞を甘く見てしまいました。退院後もこれまでどおりの食生活(早食い、大食い、塩からいもの・脂っこいもの・甘いもの好きなど)を真剣に改善しなかった結果、5か月後の正月明けに再度脳梗塞(今度はアテローム血栓性脳梗塞)を発症。1か月の緊急入院、2か月のリハビリ入院を経て自宅療養していますが、左半身(足、手)に片麻痺が残り、これまでのようには歩けなくなりました。疲れてくると特に「内反尖足」がひどくなり、サンダルやスリッパでは左足の踵が右側に大きくはみ出して非常に歩きにくくなります。(「内反尖足」は、足関節が内反(内返し)を伴いつつ底屈(つま先が下を向いている状態)している状態のことです。)
  幸いなことに、高次脳機能障害の恐れなどについては運転免許センターの適正検査をパスしたので、リハビリを兼ねてふつうに車を運転し、半ば自由に自然に親しんでいます。


《疲れてくると左足の「内反尖足」がひどくなりサンダルなどでは歩きにくくなります。》

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トノサマガエル(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-26 12:08:14 | 両生類

樹木園の池の上部に小さな谷間を利用した「ミズバショウの苑」があります。樹木園を訪れたときは、必ず池とこのミズバショウの苑には立ち寄ります。

段差に応じて幾段かに分けられており、植えてあるメインの植物も違います。ミツガシワのところを横断する小道を歩くと、カエルらしきものが人影に敏感に何匹も水に飛び込みますが、なかなか姿をとらえることができません。1匹だけいた近づいても逃げない鈍感なカエルを確認すると、その正体はトノサマガエルでした。

小巻翔平さんのウェブサイト(https://sites.google.com/site/skomaki1987/siha-shui/pondfrognagano)によると、形態のみに基づいたトノサマガエル種群の同定は難しいようです。ただでさえ難しいのに、さらに交雑・戻し交雑を行うため、分布が重複している地域では同定が極めて難しいのです。トウキョウダルマガエルとナゴヤダルマガエルは分布域が異なるので、両者は混同しにくいのですが、問題はトノサマガエル。トノサマガエルと一口で言いますが、背中の黒色斑紋がつながっていない個体も多いなど形態は変異に富んでおり、判断が難しいのです。したがって、トノサマガエルとダルマガエルの識別にあたって、後肢が長いとか、体がスリムだとか、お腹が白いとかいう見分け方は、アテになるとは思えないと小巻さんは言っています。
小巻さんによると、トノサマガエルとダルマガエルとを見分けるには、黒色斑紋の大きさや並び、シャープさ、体色の組み合わせ、横顔、目つきなど、様々な特徴を眺めて心で多変量解析をする必要があり、文章では説明できないけれども、たくさんの個体を見ているとオーラを感じるようになってくるとのことです。
いずれにしても、私のレベルでは、富山県で見られるものはトウキョウダルマガエルでもナゴヤダルマガエルでもなく、トノサマガエルで十分なのです。


《どうにか写させてくれた鈍感なトノサマガエル 2020/05/23》


《どうにか写させてくれた鈍感なトノサマガエル 2020/05/23》


《どうにか写させてくれた鈍感なトノサマガエル 2020/05/23》

※ 明るいうちに風呂に入り、夕食後のひととき、まだ明るいテラスで、愛犬を膝に(迷惑顔なのがちょっと気になりますが…)、図書館から借りてきた本を読むのが至福のひと時です。


《テラスで(迷惑がる)愛犬を膝に読書します》

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