やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

クモの仲間(摂食)(富山市)

2019-04-13 06:19:41 | クモ類

外壁の水切りの下あたり、何か黒いものが動いているのが目に入りました。近寄ってよく見ると、ガの幼虫?(種名はわかりません)が宙吊りになってもがいています。すると小さなクモの仲間(クモ綱クモ目)が近寄ってきて、何倍もの大きさの幼虫に噛みついていました。幼虫はクモの不規則網にかかったのでしょうか?クモの糸が体に絡みついていました。

写真を撮った後は室内に入ったので、残念ながら、その後の経過はわかりません。


《ガ?の幼虫を捕まえたクモの仲間 2019/04/06》 


《ガ?の幼虫を捕まえたクモの仲間 2019/04/06》

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マエアカスカシノメイガ(刀尾神社/富山市太田南町)

2019-04-12 18:13:55 | 昆虫類

 刀尾(たちお)神社境内のスギの幹に、マエアカスカシノメイガがとまっていました。

マエアカスカシノメイガは「前赤透かしノメイガ」で、半透明の翅を持つツトガ科ノメイガ亜科の小さな蛾です。和名のとおり、前翅の前方の縁沿いに赤褐色の帯があり、翅には鱗粉が少ないため、透かしのように半透明の翅をしています(ウェブサイト『むしナビ/マエアカスカシノメイガ』2019/04/12参照)。


《神社境内のスギの幹にとまっていたマエアカスカシノメイガ 2019/04/12》 


《神社境内のスギの幹にとまっていたマエアカスカシノメイガ 2019/04/12》 

※  刀尾(たちお)神社は、古来立山七社に数えられ、立山登拝路の西の玄関口されており、かつては立山参詣者は必ず立ち寄り、参拝したといいます。参道には、登山者に施す湯を沸かしたという炉の跡が残っています。主祭神は田力男命ですが、劔岳の地主神の刀尾天神(刀尾権現)も祀られています。


刀尾(たちお)神社 2019/04/12》 

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アオダイショウ(土川右岸土堤/富山市布瀬町)

2019-04-11 04:15:49 | 爬虫類

雪の降る寒さから天気は一変、昨日(2019/04/05)はフェーン現象で強い南風が吹き気温も急上昇、富山市で桜が満開になり、最高気温も22.7℃を記録しました。

フェーンの生暖かい強風が吹くなか、久しぶりに土川の土堤を犬と散歩しました。

ほとんど人が通らない道に、大きなアオダイショウが寝そべって(?)いました。近づいても逃げていきません。胴が波打ち、一部が膨れているように見えるので、食事を済ませて陽を浴びながら一休み(消化)していたのでしょうか?

人やほかの犬には吠えまくるなど過剰に反応する気の弱い我が愛犬は、怖くても我慢しているのか(耳と尾が気持ちを表現しています)知らぬふりをしていました。カメラの望遠機能が壊れているので、蛇は好きでない私も一定距離より近づけず、アップの写真は撮れませんでした。


《土川土堤の歩道 2019/04/05》 


《土川土堤の歩道のアオダイショウ(影は写真を撮る私) 2019/04/05》 


《アオダイショウ(胴は波打ち、一部が膨らんでいます) 2019/04/05》 


《アオダイショウと愛犬(興味ないようなふりをしています) 2019/04/05》 

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モンシロチョウ(初見)(富山市)

2019-04-10 04:11:08 | 昆虫類

雪の降る寒さから天気は一変、2019/04/05はフェーン現象で強い南風が吹き気温も急上昇、富山市で桜が満開になり、最高気温も22.7℃を記録しました。

暖かいテラスで椅子に腰かけ、ぼんやり家庭菜園を見ていると、1頭のモンシロチョウが飛んできてルッコラの葉にとまりました。今年の初見です。


《家庭菜園のルッコラに飛んできたモンシロチョウ 2019/04/05》 

※ モンシロチョウが飛んでくると、 のんびりと「春になった!」などと言っていられません。ルッコラや菜花などアブラナ科の野菜に卵を産み付けるからです。見かけると一応追い払いますが、効果はまったくありません。その点ヤマトシジミは安心して眺められます。雑草のカタバミに卵を産みますから。

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ヒオドシチョウ(日光浴)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-04-08 03:33:13 | 昆虫類

高圧送電線の線下伐採で明るくなった雑木林で、越冬から目覚めたヒオドシチョウが日光浴をしていました。鮮やかなオレンジ色に黒い紋のある翅の表を広げているとよく目立ちますが、翅をたたんで裏面を見せると、樹皮や落ち葉の色に溶け込んで目立たなくなってしまいます。


《切り倒されたコナラの丸太で翅を広げ陽を浴びるヒオドシチョウ 2019/04/05》 


《切り倒されたコナラの丸太で翅を広げ陽を浴びるヒオドシチョウ 2019/04/05》


《翅を閉じると裏面は周囲の景色に溶け込む色と模様です 2019/04/05》 


《林床に咲いていたミヤマカタバミ 2019/04/05》 

※ 春になって気候が穏やかになってきたので、毎日が日曜日の身、日中の何分の一かは南向きのテラスのテーブルセット(アウトドア用)に座って、昼寝をしたり、図書館から借りてきた本を読んだり、空行く雲をを眺めたり、営巣しているセグロセキレイの様子を見たりなどしています。もちろん、違いのわかる男のインスタントコーヒーを飲みながら…。快適ですが、いちばんの問題は『花粉』の攻撃を避けられないことで、近所迷惑のクシャミを連発し、涙目に鼻水をかみまくっています。

 

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ニホンセセリモドキ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-04-07 04:10:47 | 昆虫類

山頂下の駐車場に車を停め、この日の目的地、林床にカタクリが咲く雑木林に向かいました(といっても、歩いて数分の距離です)。フェーンによる強い風に枯葉などが飛ばされてきます。鮮やかなコバルトブルーのルリシジミも飛んできましたが、風に流されて行ってしまいました。

この時期の雑木林ではミヤマセセリに出会えるかも知れないと思っていたところに、風に飛ばされて茶色っぽいものが枯れた芝生に落ちるようにとまりました。「ミヤマセセリだ‼」と一瞬思いましたが、何か違います。色合いは似ていますが、チョウではなくガです。

帰宅して写した写真を図鑑などと絵合わせしていくと、どうやらニホンセセリモドキのようです。ニホンセセリモドキは、「昼間、草むらを飛んでいるのを採集されているものが多い…。出現期は3~5月、すなわち早春に採集される場合がもっとも多いが、7~8月にも採集されており、くわしい周年経過はわかっていない」(『原色日本蛾類図鑑(下)改訂新版』)ヤガ科セセリモドキ亜科のガです。また、♂は後脚のヘアペンシルからフェロモンを出して♀を誘うようで(ウェブサイト『一寸の虫にも五分の魂/ニホンセセリモドキ(2019/04/07)』参照)、写真にも毛の束が写っています。

ニホンセセリモドキは「各地で知られているもののそう普通のものではない」(『同上図鑑』)ガです。ブログの自己紹介欄に「『ふつう』と思われている生き物を記録しておくことが大切と考えています」としていることと矛盾しているようですが、普通でないものに出会うと少し嬉しくなってしまいます。


《山頂下の駐車場とニホンセセリモドキが飛んできた芝地 2019/04/05》 


《強風に吹き飛ばされてきて枯芝にとまったニホンセセリモドキ(ヘアペンシルのような毛の束が見えます) 2019/04/05》

※ 昨日(2019/04/06)、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『石川県能登宝達山のサンショウウオ物語ーサンショウウオに魅せられて40年ー』(秋田喜憲著)
   2 『今西錦司ー生物レベルでの思考ー』(今西錦司著
   3 『自然菜園で育ちや味がどんどんよくなる野菜づくり』(竹内孝功著)
   4 『春は曙光、夏は短夜』(毎日新聞校閲グループ岩佐義樹著)
   5 『幸せは自分の中にあるーベニシア、イギリス貴族の娘。ー』   

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ギフチョウ(吸蜜)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-04-06 06:18:14 | 昆虫類

雪の降る寒さから天気は一変、昨日(2019/04/05)はフェーン現象で強い南風が吹き気温も急上昇、富山市で桜が満開になり、最高気温も22.7℃を記録しました。 

これなら念願の『ギフチョウがカタクリの花の蜜を吸う写真』が撮れるかも知れないと、先日下見をした猿倉山に出かけました。猿倉山は風の強いところですが、幸いなことに山かげの雑木林の中はそれほど風が吹いていません。

お目当てのギフチョウはちらほら飛んでいますが、♀を探す♂ばかりなのか、飛び回るばかりでなかなかカタクリの花の蜜を吸ってくれません。それでも、少し待っていると、カタクリの花の蜜を吸っている1頭を見つけました。思っていたよりゆっくりと蜜を吸っていましたので、近づいてなんとか撮ることができました。それから30分ほど粘りましたが、カタクリの花の蜜を吸うギフチョウには出会えませんでした。


《カタクリの花の蜜を吸うギフチョウ 2019/04/05》 


《カタクリの花の蜜を吸うギフチョウ 2019/04/05》


《咲き始めていたキクザキイチゲ 2019/04/05》

※ 50年近くかかってようやく念願の写真を撮ることができ、満ち足りた気持ちになりました。こんなことで「満ち足りる」ことができるなんて、『リービッヒの最小律』ではありませんが、ほかのすべてのことに満たされていることの証左でしょうか、ほかのすべてのことに感謝です

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頼成の森のキノコ(160)ワタゲナラタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-04-05 06:29:23 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ワタゲナラタケは、初秋に、雑木林地上や林道脇の草地などに単生または少数束生するキシメジ科ナラタケ属の小型~中型のキノコです。「傘」は初め半球形でのちに丸山形、表面は淡橙褐色~茶褐色、暗褐色のやわらかい綿毛状~繊維状の脱落しやすい鱗片を散在しています。「ひだ」は帯淡褐白でやや疎です。「柄」は淡褐白色、繊維状、消失性の「つば」があります(『カラー版きのこ図鑑』参照) 


《ワタゲナラタケ 2010/10/15》


《ワタゲナラタケ 2010/10/15》

※ 今回(160回)で、2009年4月から2011年3月にかけて県民公園頼成の森で見かけ写真に採っていたキノコの紹介は終わりです。頼成の森には、まだこの数倍以上のキノコが生育していると思います。このブログが頼成の森のキノコを知る足掛かりになれば、幸いです。

  この頼成の森のキノコ以外にも、以前に撮りため、まだブログなどで紹介していないものがいくつかあります。脳梗塞後遺症のため思うように動かせない老齢化が進む身体の持ち主としては、データとしては新しくありませんが記録としては一定の意味があると思いますので、これらを折を見て紹介していきたいと思います。(ただ、今となれば、引っ越しの際、数100本あった4年かけて写した立山の自然のスライドフィルムを処分してしまったのが、心残りです…。)

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頼成の森のキノコ(159)ワサビカレバタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-04-04 03:32:58 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ワサビカレバタケは、~秋にかけて、林内に発生し枯葉を分解するキシメジ科モリノカレバタケ属の小型のキノコです。「傘」は径1.5~3.5㎝、生長するとほぼ平に開きます。表面にはやや不規則な放射状のしわがあり、なめし皮色で乾けば淡色になります。「ひだ」は淡灰黄色~淡褐色で疎です。「柄」は傘より淡色で中実、下半部は淡黄色の密毛に包まれフェルト状で、基部はやや曲がります。全体、特にひだに辛みがあります。(『山渓カラー名鑑日本のきのこ』参照)


《ワサビカレバタケ 2009/09/04》


《ワサビカレバタケ 2009/09/04》

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頼成の森のキノコ(158)ワサビタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-04-03 04:08:33 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ワサビタケは、~秋にかけて、広葉樹の切株、枯枝に多数重生するキシメジ科ワサビタケの小型のキノコです。全体が扇形~腎臓形で、「傘」表面は淡黄褐色~淡肉桂色で微毛を密生し、縁部は強く内に巻きます。「ひだ」は直生で幅狭く密、互いに脈状に連絡します。「柄」は短く、傘の側方につきます。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ワサビタケ 2009/12/26》


《ワサビタケ 2009/12/26》

※ 昨日(2019/04/02)は4月に入ったというのに、真冬並みの雪が降りました。雪は今日の午前中まで降るとの予想が出ており、今日予約してあるスノータイヤの交換をどうしようかと思案しています。

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頼成の森のキノコ(157)ヤマドリタケモドキ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-04-02 04:10:31 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ヤマドリタケモドキは、~秋にかけて、ブナ科の広葉樹林またはアカマツ・コナラの混交林内地上に発生するイグチ科ヤマドリタケの中型~大型のキノコです。「傘」ははじめ半球状、のち平板状に開き、色は黄褐色~オリーブ黄褐色で、表面はビロード状です。「柄」は中実で淡褐色~灰褐色、棍棒状で下部にかけて膨らみ、全面に白色の網状紋が認められます。傘ならびに柄の「肉」は白色で、空気にふれても変色しません。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ヤマドリタケモドキ 2009/08/03》


《ヤマドリタケモドキ 2009/08/03》

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頼成の森のキノコ(156)モリノカレバタケ属の一種(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-04-01 06:05:16 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

モリノカレバタケ属は、キシメジ科のキノコです。「傘」の中央部はへそ状に窪むことなく、縁部は幼時に内側に巻きます。「ひだ」は垂生しません。(『山渓カラー名鑑日本のきのこ』参照)


《モリノカレバタケ属の一種 2009/07/22》 


《モリノカレバタケ属の一種 2009/07/22》 


《モリノカレバタケ属の一種 2009/09/04》 


《モリノカレバタケ属の一種 2009/09/04》  


《モリノカレバタケ属の一種 2010/09/15》 


モリノカレバタケ属の一種 2010/09/15》

※ 朝起きて、カレンダーを1枚めくり、新しい月のページにしました。ほんとうに月日の経つのは早いもので、何もしないうちに今年も1/3が過ぎてしまいました。
  紹介する記事のない冬の穴埋めに始めた『頼成の森のキノコ』も今回で156回、あと数種で終わります。4月中にはけりをつけたいと思っています。

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