諏訪神社で少しの時間休憩を取った後、京成立石駅から越谷方面に向かいました。が、またも反対方向の電車に乗り込んでしまったことで、到着は閉店時間である15時を過ぎる見込みとなることが判明し、かなり逡巡したのですが、大行列があれば閉店が15時を過ぎるかもと、予定どおりお店へ。越谷駅には15時02分、そして店頭へ辿り着いたのは15時07分となってしまいましたが、未だ10人の行列があったこともあってか、こんな時間でも行列に加わることを許してもらえました。日頃の行いが良いと運も向いてくるんですね。結局、最後の客である私が入店した15時18分に閉店となりました。
大ラーメン、大蒜脂。
到着から配膳まで25分程でした。
硬めだと6分、茹で方に何も注文を付けなければ7分、鍋の中に滞留していた麺。
向かって右側が盛り上がった部分のプレーンさを残した、左側が丼の中から引き出したもの。
ヌメッとした表面がスープを纏うことで滑らかに変化しました。
最初はムギュッとした歯応えでやや硬さを覚えるも、最終的にはモチモチさを強く伝えていました。
前回ほどのクタさはないものの、口に入れると頬の内側を優しく撫でるような茹で加減の野菜。
厚くて大きな豚が2つ。
純粋な脂身の比率は高く赤身が大部分を占めますが、全体からしっかりと旨味を感じ取れる豚。
しなやかさ溢れる噛み応えの豚。どちらもあまりスープに浸すことなくそのまま口に運ぶことで、豚の魅力を存分に味わうことが出来ました。
茶色くもクリアな見ためのスープ。
醤油よりも液体油の奥行を真っ先に感じた後に、豚感が少し遅れて、そしてじわっといつまでも広がっていくイメージ。円やかさが強く印象に残り何度もレンゲを動かしました。
最終盤の状態。色の変化は麺の成分が溶けだしたからでしょうか、さらに深みが増したよう。
たっぷりと添えられた大蒜はスープに溶かしてみましたが、しょうがよりも与える影響は小さいような気がしました。
細かな肉片が混じった脂は野菜と共に口に運んだ後にスープに沈めて。
完食までに17分と、想定外に時間をかけてしまいました。やはり越谷店と神田神保町店を訪問する際には、その前に飲食を控える等体調を第一に考えなければ、と改めて心に誓いお店を後にしました。