1月中旬の土曜日のことです。14時07分に店頭に到着すると行列は50人。14時までには並び始めたかったのですが、道路渋滞のため電車に乗り遅れこの時間になるも、店頭の看板を確認すると営業中とのことで一安心。ただ、公式twitterでは14時10分に、現地では後続に6人が続いた14時12分に閉店となりました。その後、後方で4人が離脱する等し、ラストロットとして16時57分に入店し、17時10分にラーメンが配膳されました。
大豚、大蒜脂+ネギ玉子。
麺丼。
3分間隔で2回に分けて鍋に投入され、最長7分程茹でられた麺。
量に不満だったのか、麺上げ終了後に一掴み分を茹で始め、20~30秒間鍋の中を滞留し頂上付近に盛り付けられた、助手さんが「粉落とし」と表現した麺は弾力が強く、シッコシコ。
最初に盛り付けられたものは、スープに浸っていたこともあって、しなやかな食感。
図らずもその特長の対比が鮮明に感じ取れました。
麺丼の上にも背脂。
頂点には、しょっぱめのタレが奥まで染みた脂身。
ツンッとするような、フレッシュさを持った醤油の風味が立っていたスープ。その後に、液体油のどっしりとした舌触り、そして、ラスロらしいコク深さが順に現れて来ました。
野菜丼。
歯応えの残る緑鮮やかなキャベツ主体の野菜は、詰め込めるだけ詰め込んだような盛り付け方。
上質なハムを連想させるしっとりさ。
ピリッとする位に醤油ダレがよく染みていた豚。
ほぼ脂身で、サックリと歯が入り甘さを感じさせました。
こちらも脂身の魅力がギュッと凝縮された豚で、しつこさはありません。
ほぐし豚にもタレが奥まで染みて。
小振りながら、タレにも負けない旨味を感じられた豚。
赤身にややカチッとしたところがあったものの、全体的には軟らかいと言える豚。
野菜の上にはフワフワとしたプレーンな背脂。
カリっとした大蒜。
ネギ玉子。生玉子にネギと醤油ダレが添えられています。
ネギのシャキシャキとした歯触りが心地よかったです。ただ、注がれていた醤油は無くてもよかったかも?
およそ20分で完食。店主さんは奥で休憩中でしたが、丼を上げると、片付け作業中にもかかわらず、近寄ってきて来てくださった助手さんに新年のご挨拶を済ませ退店しました。
これが神田神保町店通算100杯目となりました。幸運にもラストロットとなったことで時間的余裕が生まれ、大豚を注文することが出来ました。最近は、食べ終えるまでに時間を要するようになったので、大の豚入りはラスロから2ロット以内限定、それ以外なら大、場合によっては小の食券を購入することを真剣に考えていますが、これからも通い続けたいと思うお店です。