3月の3連休最終日の日曜日、都内で所用を済ませた後、上野公園に立ち寄る等し時間を潰そうとするも限界があり、少し早いかなと思いつつも15時頃お店に到着すると既にお客さんが一人。2番目の丸椅子に着席しようとすると「待ち合わせ中なので。」と順番を譲られて先頭に。その後断続的に30分程で計7人のお連れ様が到着し、8人のグループが完成。後でネットで確認すると、SNS上での有名人やレンタル二郎食べる人でお馴染みの有名ラーメン店の店主さん等が含まれていたようです。そうこうしていると、行列が41人に伸びた17時39分に開店となりました。
国産ブタメン、大蒜多め+野菜+ブタかす入りアブラ+大盛り。スープの決壊はお約束です。
麺は丼の縁から僅かに盛り上がる程度でしたが、丼の中の密集度は高めでなかなか減らないなぁと思いながら食べ進めました。
表面は鍋投入前に揉まれた効果で縮れが強くも表面はツルっと滑らか、そして中心部に近づくにつれ咀嚼後に確かな粉感を喉元に残していく小麦の風味豊かなもの。
豚はどれもタレが良く染みた4つの塊。見た目には脂の存在が確認しにくいも、スッと歯が入りサクッと繊維に沿って裂ける軟らかな赤身。
プルトロ脂身タップリの大振りな豚。
裏返すと、赤身部分にもサシが入ったタレがたっぷりと染みた端豚の一部であるこが判明。
やや硬めの表面も中身は軟らかで伸縮性に富んだ肉質の豚。
赤身と脂身とタレの魅力を堪能できるバランスの取れた豚。
こちらも表面にタレを纏った端豚でした。
その他にも崩れ落ちた破片がいくつか。
スープは無数の油滴が表面を覆った液体油の層が薄めの見た目。
醤油の塩味はかなり抑え目で口に含むと豚から抽出された出汁に因ると思われる優しい甘味が一気に口の中を支配する、円やかさがかなり先行するコク深いもの。食べ終えてもしばらくの間、舌にその味を残す存在感強めのものでした。
野菜は富士丸特有のほんのり下味の付いた、しっとりとしたもやしとホクホクのキャベツ。
味付けされたアブラは濃い味付けなのでこれ位でも野菜のドレッシングとしての役割を十分果たしています。
丼に添えられた大蒜は野菜と混ぜて。
辛味の強い別皿の大蒜は直接麺や豚に乗せて食べました。
ブタかす入りアブラのお椀には野菜と豚を順に移し、豚はアブラを絡めてさらに味付けをし、野菜は最後に移した麺と共に一気に搔き込みました。
19分程で完食。やはり量の割には食べ難さもあって時間が掛かってしまい、2丼形式で配膳して下さる神田神保町店と越谷店の特段のご配慮(丼一つでの提供が常識であることは重々承知しています。)が心に染みます。「ごちそうさまでした。」と言うと「毎度~」との店主さんの「ありがとうございました。」との助手さんのご挨拶を受け、53人に膨らんだ外待ち行列を横目に帰路に就きました。
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