9月最終週の平日のことです。職場付近での用務を済ませた後少し足を延ばしました。13時50分を過ぎた頃お店に到着すると8人が入口付近に。それから15分程して入店する際にはその人数は11人に増えていました。席に案内されると「只今、スープの調整をしています。」といつもの外国人女性から案内が。厨房の中を見ると、中年の男性が大きな背脂を寸胴に投入しているのが見えました。「これは時間が掛かるかな?」と不安になりましたが、5分もすると調理が始まり、入店から10分弱でラーメンが配膳されました。なお、この時明らかに先に着席していたお客さんを飛び越して私の注文品が提供されたのは、単なる誤りなのかそれともスープ調整による提供可能メニューを理由とするものなのか?
和風ラーメン+小チャーシュー丼。
和風ラーメン。
2分強の茹で時間だった麺。和風には細麺が合うかな?と思って。
つるつるとした喉越しでプツプツとした食感でした。
チャーシュー。
ほぼ赤身でところどころに繊維質が存在する肉質も、瑞々しさも有していました。
箸で持ち上げると繋ぎ目部分で分裂してしまいました。
醤油ベースのさっぱりしたスープを想像していたののの、鰹の風味が主体の魚粉がザラつきを覚える程に入れられていたことに加え、背脂も通常の分量が。それ故、あっさりとは正反対の、魚介の味と香りが背脂や醤油等に優位性を保ち続ける、円やかな味わいを感じ続けました。
ソフトな触感の海苔。
くるりと麺を巻いて。
メンマとわかめ。
やんわりとした舌触り。
歯応えのあるものがたっぷりと。
僅かな辛みを発し香り豊かなネギ。
小チャーシュー丼。
赤身主体のチャーシューは甘めのタレをたっぷりと纏わされ、
赤身主体ながらもしっとりとした舌触り。
シャキシャキとした小口切りされたネギは、濃いめの味付けの中に少しの清涼感を与えていました。
しんなりとした海苔と一粒一粒に粘り気を持つごはん。
約12分で完食。良い意味で期待を裏切られた一杯に大満足し、何食わぬ顔で職場に戻りました。