6月下旬の土曜日、いつもの理容店で散髪をしてから、都内で所用を済ませた後に訪れました。いつもより少し遅れた14時36分に到着し60人の行列の最後尾に。その後「並んでる姿が見えたから。」との遅番助手さんからのお言葉と共に14時39分に閉店となり、それから、いつもの宣告人役の方が現れるまでの約30分間、久し振りの宣告人を拝命しました。その間、若者数名に対し既に閉店したことを伝えましたが、ほとんどの方が礼儀正しく最後に「ありがとうございました。」と。社会のお荷物化しているおじさんも見習わなければ。結局、列前方で3人が離脱し、最後尾付近で34人ががっくりと肩を落として帰っていった17時41分に入店し、17時46分にラーメンが配膳されました。なお、前々ロットの男性は、「何食べた?」と聞きたくなる量を残して黙って離席。片付けようとした助手さんも、器を見て、目を丸くしていました。
大ラーメン、大蒜脂。夏場の、私以外超常連さんだけのラストロットということで、冷やしを期待したのですが、残念。
麺丼。
最終ロットは、17時を過ぎた頃に加わった常連さん2人を含めた4人ロットかと思いきや、1人だけ呼び込まれ、着席して間もなく提供されました。その後も、硬めをリクエストした方、残りの2人という具合に、細かく分けて調理がなされていました。
ですので、茹で時間がどれ位だったかは分からず。
盛り上がった部分は、シコっとして弾力を感じ、
丼底から引っ張り出したものは、にゅるんっとしていました。
一部液状化した背脂に、カラメが足された固形脂。
この時間帯らしい見た目のスープ。
茶色い箇所もあり、セパレート状態。
背脂と固形脂が豊富も、旨味と言い換えられる甘みがじんわりと広がり、もたれることもベタつくところもなく、軽さすら覚えました。
こんもりと盛られた、シャキシャキとしたもやしと大きく切られたキャベツは歯応えがあり、豚の下にもたっぷりと。
豚。豚入りの食券には、売切れ表示が点灯していたのですが
粗さを持った赤身の短所が、トロッとした脂身に中和されていた豚。
ゴツゴツとした歯触りで、ボロボロと崩れた豚。
中心部のカチッとした肉質の赤身が、外周部の繊細さをより引き立たせていた豚。
噛み応えのある赤身の間に、とろんっとした脂身が存在していた豚。
ゴリゴリとして、力強さを覚えた破片も。
ツンッとするところのない大蒜。
ネギ。
卓上の胡椒と唐辛子を振って。麺をこちらに移して食べ、それによってしんなりとしたネギを豚や野菜に添えて。
暑さもあって、およそ22分を要して完食。店奥で賄いを食べる店主さんとテキパキと片付け作業を続ける助手さんにご挨拶し、退店しました。
いくらなんでも時間を掛け過ぎたので、何度目かの「大は卒業しよう。」との決意を固めました。
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