日本舞踊の良さを広く知ってほしいと、そして日本舞踊を舞台芸術として各流儀で活躍している五人が旗揚げ公演とした「五耀會」を結成したのが平成二十一年。
あれから大阪、東京と忙しいのにもかかわらず毎年公演し精力的に稽古をする
西川箕乃助、花柳寿楽、花柳 基、藤間蘭黄、上方から山村 若の五人の舞踊家。
さて、何時もだったら司会に元NHKアナウンサーの葛西聖司氏なのだが~
大阪では新しい風の桂 吉坊(色んな賞を受け、今や勢いのある若手噺家)を司会に起用。
関西ならではの舞台と観客が一体となり、和やかに勧められた。
今回の五耀會の出し物(演目)は、
長唄「旅」(五人で)、地歌「都十二月」(基、若)、清本「柱建万歳」(寿楽、箕乃助)
清本「流星」、(基、若、蘭黄)そして清本、長唄両演奏の「楽屋のれん」(五人)
楽屋の中と外をリアルに表現、行ったり来たり自分の楽屋に掲げているのれんを舞台にあげ(コピー だと思うが)、
その”のれん”をくぐリ舞台に~(名前や花や紋などをあしらったのれん)
汗だくや、衣裳を着ているが鬘がまだだとか客席は大笑いの渦。(楽屋を知らない人たちには新鮮に見えた事だろう)
踊りあり、舞ありと盛りだくさん(踊り手も楽しみ、余裕すら感じる)
それぞれ創意工夫された舞台、関西は関西らしくはんなりと笑いあり笑いあり、良かったら正直に拍手をする。
実力ある五人の舞台は観るたびに楽しみで嬉しい企画になっているし、神経細やかな舞踊は素晴らしい。
打ち上げの写真を(誰かツイッターで)拝見したが皆やり遂げた安堵感と優しいおだやかな顏、顔、顔。
次はどんな演目?待ちどうしものであると思うのは私だけかな。(敬称略)
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