『Fujiwara,Yasuko Exhibition』
ー 消えたもの 現れたもの ー
2009年5月19日[火]ー30日[土] 12:00ー7:00p.m.
galerie 16
物の豊かな時代・・・、まだまだ使える物まで無造作に捨てられている。個人情報保護・・・、個人が特定できる文書はシュレッターにかけて消す。『ごみ』として不要になり、消えてしまったものが再生され、形を変えて現れる。それも芸術として・・・。現代美術の立派な作品になって再び現れるなんて、おそらく誰も想像しなかったであろう・・・。
小さなガラスの空の器に少しづつ『中身』が入り、最後は満タンになる。
反対から見ると、器いっぱいの『中身』が少しづつ消えていき、最後は空になってしまう。なんだか『人生』を表しているみたいである。
白い壁に並んだ立体的に見えるものは、実は平面。
奥の白い箱の中には、約七分目くらいに『中身』が入っている。その『中身』というのは細かくシュレターされた紙たち・・・。ランチが足らなかったM見ちゃん・・・『大量のチリメンジャコ』に見え、思わずホカホカ御飯が食べたくなった。
手前に三段の透明ケースが横向きに積まれていて、器の底が壁側。一番上のケースは満タン。外部から風等の力が加わると『中身』がこぼれてしまう。きっと3日後に見てみると『中身』の量が変わっていて、今この瞬間に見ている光景は消え、3日後に新しく違った光景が現れているのだ。
お茶と、お菓子を頂く。
恒例の記念写真をパチリッ