
館内には鹿屋基地の創設から戦前、大平洋戦争、そして現代までの史料や展示がありますが、中でも一番の目玉はこの零式艦上戦闘機五二型です。
1992(平成4)年に吹上浜で引き揚げられた2機(二一型と五二型丙のようです?)をニコイチして1機の零戦に復元しました。

とても綺麗に復元されているように見えます。とても苦労なされたと思います。天井の青いドームも印象的ですね。

着艦フックが伸びているのは地味に嬉しいポイント。

階段を伝って上から見ることが出来ます。操縦席もよく見えます。
見切れている出っ張りはコックピットに乗り込むためのステップの模様。

尾翼。ニコイチのためか垂直尾翼に所属マーキングは書かれていませんでした。

復元機は無印の五二型のようなので、13mm機銃はないですね。欲を言えば丙がよかったですね。

発動機は栄二一型。これも引き揚げ時はぼろぼろでしたが、まるで動きそうなくらいきれいに復元されています。

五二型丙に付けられていた20mm機銃。ということは復元機の機銃はレプリカかな。
奥にあるのは同じ五二型丙の13mm機銃。

こっちは二一型の20mm機銃。正確には九九式20mm一号固定銃二型改一。
ちなみに五二型丙のは九九式20mm二号固定銃四型。こうやって見比べると結構形が違う。

空母「鳳翔」の模型。世界初の最初から空母として建造された空母ですね。他の艦船から改造された空母は既にイギリスが建造していました。

独特なシルエットの空母「龍驤」。
アイランドを持たないフルフラット・壁・まな板・72な空母ですね。じゃあ艦橋は何処というと飛行甲板の先端の真下に。視界悪そう。

階段を降りると、魚雷が。九一式航空魚雷改。雷撃機に搭載するタイプの魚雷ですね。君の持っている流星改に付けてみよう。ぼくは持っていません。

所変わって自衛隊の展示コーナーへ。Mk-34短魚雷が。
アメリカで開発された艦載機用の誘導式航空魚雷です。随分と長さが短い。

Mk-44短魚雷。やはりアメリカ製。
艦載機用の他にアスロックの弾頭にも使われていました。もちろん誘導式。

ハープーンミサイル。空対艦ミサイルですな。

シコルスキーS-61A。対潜哨戒の他、この機体は救難用として使用されました。三菱のライセンス生産機もあり。
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