今回はファインモールドのサボイアS.21試作戦闘飛行艇を作ります。スタジオジブリの映画「紅の豚」でポルコ・ロッソが操る紅の飛行艇です。何年かに1度は金曜ロードショーで再放送しているので見たことある人も多いでしょう。
ジブリ系のプラモデルは意外と少なくて、一説にはジブリ側があまり商品化許諾しないとかなんとか。そんななかファインモールドはジブリも認める熱意で商品化にこぎつけたとかなんとか。しらんけど。
とはいえ飛行艇という点でも興味深いキットなのです。主人公機ですし。
キットの組立は順調に進みます。なので手を加えたところを中心に書いていきます。
機首の機銃口は開いていないので、ドリルで開口します。印象が結構変わります。
エンジン排気管もドリルで開口します。薄ければ薄いほど実感が出ますが、攻めすぎて少し失敗しました。
内装や機体を載せる台車は木製という設定です。サンディイエローで塗装後にエナメルウェザリング塗料のグランドブラウンでウォッシングして質感を良くします。
プロペラは上記の塗装をしたら更にクリアオレンジを塗ってニス塗りらしさを表現します。
塗装はベタ塗りで進めます。美しい機体なのでどちらかというとカーモデルの仕上げを目指します。
赤はスーパーイタリアンレッドを使いました。銃口のくぼみのところはエナメルのグレーを使うと塗り分けが楽ですねえ。
本塗装を終えたら、クリアーコートします。艶有りクリアの厚塗りです。でも研ぎ出しはやりすぎだと思うので、吹きっぱなしです。うまく厚塗できれば、それなりに平滑な表面になります。
浮きと主翼の間には張線が通っている設定のようなので、ギリング線を片側2本張りました。張線を展張させながら接着剤で位置に固定させるのですが、余分のギリング線を逃がす先がなかったので、そこが大変でした。
エンジンはこんな感じです。エンジン覆いは外せるようにしてあります。
最終組立をして無事完成です。戦間期の飛行艇なので相応に古めかしいのですが、単葉機ということもあり比較的組み立てが楽です。初めての飛行艇、初めての戦間期機の入門にちょうどよいと思います。
ポルコ・ロッソの人形付きです。キャラ物ということもあり人形がついているといないとでは大きな差があります。こういうのがあると嬉しいですね。
完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>
機体:C158スーパーイタリアンレッド
白帯:GX1クールホワイト
緑帯:C66デイトナグリーン
エンジン、燃料タンク:C8シルバー
排気管:C61焼鉄色
機銃:H18黒鉄色
ラジエーター:N10カッパー
内装:H79サンディイエロー
弾倉:H36ダークグリーン
ハンドル:H13つや消しレッド
操縦席:H83軍艦色2
照準器:N12つや消しブラック
計器盤:N84マホガニー
座席:N81カーキ
プロペラスピナー:H27タン
ポルコ・ロッソ顔:N44薄茶色
ポルコ・ロッソ帽子:N81カーキ
ポルコ・ロッソ靴:N2ブラック
ポルコ・ロッソスカーフ:N21グランプリホワイト
ポルコ・ロッソ服:H27タン
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます