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BC航空博物館オープンハウスへ向かう 中編【2015/07/25】

2017-01-10 22:55:47 | バス・航空機撮影記

BC航空博物館に着きました。
オープンハウスへ討ち入りするのです。



博物館には2つの格納庫があって、そのうち1つが開放されて一部の機体が屋外で展示されていました。
他にもスピーチ台とかが格納庫内にあって、催しの始めに何かスピーチがあったんだと思います。



手始めにまずは空港の特殊車両展示から。
これは除雪車ですな。ビクトリアではめったに雪が降らないので活躍の機会はそう無さそうです。



ローゼンバウアー社のパンター化学消防車 Rosenbauer Panther
たいていの空港にはこんな感じの消防車が配置されていると思います。



会場のすぐ横がビクトリア空港(YYJ)のエプロンなのでタキシングする機材を間近に見られます。
しかし旅客機というのは人が乗れる容積の割に主翼が場所を取る乗り物ですな・・・というのが正面から見るとよくわかります。



なんやこいつ!?・・・となったのがこの飛行機。
全くの初見だったので知らなかったのですが、こいつはコンソリデーテッドPBY-5A「カタリナ(カンソー)」。第二次世界大戦中、哨戒から救難まで広く活躍したアメリカ海軍の傑作飛行艇です。
型式名がややこしいのでアレですが、PBYというのが型式名で、5Aはサブタイプです。MS-06FザクIIだったらMS-06がPBY、Fが5Aです。分からねぇか。
PBYというのも、PBはその航空機の種別(カタリナだと哨戒(P)爆撃(B)機)、Yは開発メーカーのコンソリデーテッドを表しています。さらにBとYの間には開発ナンバーが入るんですが、1番目の場合は数字が省略されるので無し。昔の米海軍機はここらへんがちと複雑なのだ。

生産数は約3,300機であり、製造はコンソリデーテッドの他にボーイング、そしてカナディアン・ビッカーズでもライセンス生産されました。ボーイング製はPB2B、カナディアン・ビッカーズ製はPBVと型式名が異なります。製造メーカーが1社だけだと割りと理解しやすいのですが、それが複数となると同じ機体でもメーカーが変わると型式名が別物に変わる・・・というのが米海軍の命名基準のややこしいところでして。さらにPBV・・・というかこれを運用していたカナダ空軍は愛称も簡素・・・もといカンソー(キャンソー) Cansoと違ってくるので、まったくもう・・・という感じです。

さてここにいるカンソー(C-FUAW)は1943年製、製造番号は11024番。カンソーという名前ですが製造は本家コンソリデーテッドだったらしく型式はPBY-5Aとなっています。納品先はカナダ空軍(RCAF)で、カンソーと呼ばれるのはカナダで運用されたからでしょう。
配属はパットベイ基地つまり現在のYYJがあるまさにここであります。以来終戦までここで過ごします。戦後は救難飛行隊に配属され、1966年に退役しました。退役後は民間に売却され、山火事の際の消防機として活躍しました。
その後、2010年に買い戻され、古巣であるビクトリア空港で復元がなされて現在に至る・・・といった感じです。イイハナシダナー。

この機体、博物館には収蔵されておらず、別の保存団体が所有していて、ここの空港のどこかの格納庫を拠点としているようです。
どうせ静態保存やし飛ばへんやろ~と思っていたんですが、翌月別の空港で行われたエアショーでこいつと再会することになり「あ、こいつフライアブルだ・・・」と絶句しました。やはりこの国の持つ情熱はたいしたもんだ。



正面から。なるほどお船だという形状をした胴体下部です。
主翼は胴体の上に柱を介してその上に主翼を乗っけるというパラソル配置。水上に着水するという運用上、エンジンに水が被らないように出来るだけエンジンの位置を高くする必要があったわけですな。つっかえ棒があるとは言えよく折れないなと思いますが。



エンジンはP&W R-1830ツインワスプが2発。DC-3とかF4Fとかに搭載されていたエンジンです。



主脚。
飛行艇ですが主脚も持っているので水陸両用機として運用できる汎用性もカンソーのウリです。
その横では機内が見られるようになっていましたが、どういうわけか見ませんでしたね・・・。混んでたんだと思う。
消防機として使われていたということは胴体をまるまる水タンクに改造されたと思われます。それがどの程度復元されたのか・・・というのは見てみたかったですね。まあ見てもわかんねーんですけど。



垂直/水平尾翼。十字配置になっています。垂直尾翼は結構小さいのね。
胴体後部はかなり絞られていて、蛇の目もなんだか苦しそう。



主翼に付いているフロート。
フロートは飛行時は主翼に格納されるという素敵なギミックが付いています。空力性能を上げる効果があり、当時先進的な構造でした。
カンソーはこんな感じでした。



会場ではセスナが頻繁に行き来していました。遊覧飛行をやっているっぽかったです。今思えば乗ればよかったなと・・・。
客が行き来する所を通るので、大らかなもので。



未舗装のエプロンを進む様は昔の野戦基地のように見えなくもなく、なかなか情緒的でした。



カナダ空軍のシコルスキーCH-124「シーキング」(12634)
CH-124はアメリカのシコルスキーSH-3のカナダ版。初飛行は1959年で、カナダへの導入は1963年。最初は海軍の駆逐艦の対潜哨戒機として配備されました。
その後カナダ三軍は統合されてまた分離となりましたがその時辺りに空飛ぶ物は全部空軍に移管されたみたいです。CH-124の他にCP-140(ロッキードP-3)といった海軍との連携が密になる機体も空軍のものになっています。そこら辺の連携は上手く行っているのかな?
このCH-124は第443海洋ヘリコプター飛行隊(通称シジミ飛行隊)の所属で、ここビクトリア空港に基地があります。地元枠参戦です。

元々艦載機として設計されているのでローターやテールブームが折りたためるようになっています。ここでもそのように展示されていますね。



エンジンのハッチが開けられていますが、まあよく分からん・・・。
塗装が今時のロービジ塗装なので若く見えますが、上に書いたとおり古いもので50歳超えという長老級の機体。
古くは1980年台から計画はあったんですが、政治的ゴタゴタでのびのびに伸びてしまった末、最近ようやく置き換えが決まったようです。たぶん何機かは博物館入りだろうな。


バイキングエアDHC-6-400ツインオッター (C-GVZQ)
この博物館の近所にある航空機メーカー、バイキングエアが造る期待の新人がこのDHC-6-400です。元々はデ・ハビランド・カナダが開発したものですが、同社がボンバルディアに吸収された後、バイキングエアはDHC-8以外のDHCシリーズ製造権をボンバルディアより取得。DHC時代より人気のあったDHC-6を改良の上で再生産することになったのです。
なので新人と言っても元は1965年初飛行の昔の機体なのです。



400型の改良点はエンジンをP&WカナダのPT6A-34に換装、グラスコックピット化など。400型の受注数は100機ほどで、結構成功している機体だと思います。
私もこの可愛らしいフォルムが好きなので、さらに生産数を伸ばして世界中で飛んでくれるといいですね。

今日はこんなところで。


後編へ→

北米project 4 ~Is the order a warbird? その2【2016/03/04~10】

2017-01-07 20:49:41 | 海外旅行記

2016年3月4日(土)11時58分
カリフォルニア州ロサンゼルス ロサンゼルス国際空港(LAX)

カナダから飛行機を乗り継いでアメリカはロサンゼルスへとやって来ました。

実は、当初の予定だとZBSのZeBonクンが既にLAXに到着していて、ここで合流するはずでした。今回はZBSを強制召喚して連れ回してアメリカのヤンキー魂を擦り込むつもりでいました。ところがZeBonクンが直前に大チョンボやらかしたので今回も1人で行くことになりましたとさ・・・。
ZeBonクンがいるつもりで旅程を組んでいた・・・というのを知っておかないと何だか変だな?というのがこの先何回か出てきますが、特に覚えておく必要もないです。

さてこの後はレンタカーを調達せにゃならんので、とりあえず外へ出ます。



アメリカでも指折りのデカい空港なので、外に出るにも一苦労。
玄関を出たと思ったら、道路を車やバスがひっきりなしに走っていてばかりでどうも出口らしい出口がない。
どこにレンタカー屋あるんだ・・・?



初めて見るキャリアがちらほらいますねぇ。



Van Hool CX45の空港連絡バス「フライアウェイ」。空港~ユニオン駅を中心に市内各地へ向かう系統を運行しています。公共交通機関での空港アクセスはこれが主力です。
LAXはドチャクソでかくて利用者も多いのに鉄道でのアクセスが無く、不便な面があります。



で、レンタカー屋のことですが途方にくれていると、レンタカー屋の屋号をでかでか描いたバスが走ってくるではないですか。ああなるほど、これに乗って連れてってもらうのかと合点がいく。
ハーツのマークが書かれたバスを待つこと10分、来たので乗り込みました。ちなみに私のいた所は出発ゲートだったようで、ホントはここの1つ下の階層で待つべきだったと乗った後に気づきましたが、まあ。

バスは随分と空港から離れたところへと走っていき、10~15分くらいでハーツの支店へ到着。受付をします。やはり日本人がしょっつう借りに来るのか、受付のおっちゃんは日本語が少し話せました。
レンタカーを借りる際に必要なのが免許証の提示ですが、カリフォルニア州では日本の免許証だけを提示すればオッケーでした。カナダでは国際免許証も合わせて提示する必要があるので、これは意外でした。
とはいえ、万が一事故を起こして警察のご厄介になった時に免許証は提示しないといけなくなるでしょうから、その時警官が免許証を読めないなんてことにならないように国際免許証も所持しておく必要はあると思います。
レンタカーを借りるのも5回目くらいになるとここらへんも手慣れたものになってきますね・・・。



はい、借りました。もう今回は一番安い価格帯のということでトヨタ「ヤリス」です。またアメリカまで来て日本車か・・・。
ヤリス?ヤリスってなんでやりす?って感じですが、日本ではヴィッツと呼ばれとる車です。世界的にはヤリスと呼ばれる場合のほうが多く、ヴィッツを採用しているのは日本くらいです。日本でヤリスだと語感がよろしくないとのこと。うーん確かに。
ガバチョと空いたグリルがちょっとださいけど(このグリルは欧米仕様限定らしい)、最近こういうの多いよね。流行ってんのかしら?ちなみに内装は簡素アンド簡素で走れりゃええって感じでした。残当。



早速最初の討ち入り先へと向かいます。
前回のシアトル旅行(北米P2)ではカーナビをケチったがために大変な目に遭いました。それを踏まえ、今回もカーナビは非搭載!・・・本当はスマホに常駐しているグーグル先生に道案内を頼みました。これ最強。
ただしカナダのスマホではアメリカの電波を受信できないので、予めバンクーバー空港でWi-Fiルーターを借りていたのでした。これでかつる。
前も書きましたが、アメリカのレンタカーではカーナビはオプションで追加料金になります。私の場合、既に低年齢チャージ($25/日)が重しになっていたのでオプションはできるだけ排除したかったのです(保険は付けました)。グーグルのナビは十分使えるものなので、これで大丈夫だと思います。

討ち入り先は西部航空博物館 Western Museum of Flightという小さな博物館。ロサンゼルスから20~30km南に行ったところにあるトーランス空港の中にあります。
小さいと侮るなかれ、とんでもない逸品が置いてあるのだ・・・。



着いた!
そして「!!!」
おお(*^○^*)
おおおお(*^○^*)



わわわわわYF-23さんじゃないですか!!本当にいるんだ!



とととトムキャット閣下まで!!キャーステキ!

・・・とひと通り興奮したところで我に返る。あれ、柵の中に入れなくない?
こいつr・・・いえこの方達は博物館の本館からは離れた所に展示されています。別館扱いなのかなと思ったので恐らく自由に入れる場所があるのだろう・・・と思っていたのですが、どうもそうではないらしい。
まずい。通常非公開で普段は外からしか見れましぇーんとなるととても悲しい。

とりあえずここからだとこれが限界と分かったので、じゃあ本丸にカチコミに行くことにします。



着いた!いや、違う!!
間違えて1つ隣りの空港そのものの建物に来てしまった・・・。
なんだ引き返すか・・・と思ったら串刺しにされたT-33がいたので見ていきました。今旅行で見る初めての保存飛行機になりました。この後もしょっちゅう出てくるのであまり突っ込んだ説明はしませんが、アメリカを始め世界中で使われたジェット練習機です。保存例も多く、T-6テキサンと並ぶ航空博物館の常連です。

今日はここまで。


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BC航空博物館オープンハウスへ向かう 前編【2015/07/25】

2017-01-06 22:35:16 | バス・航空機撮影記

2015年7月25日。

この日はBC航空博物館 BC Aviation Museum でオープンハウスがあるという話を聞いて行くことにしました。
どんな催しなのかよく分からなかったのですが恐らくそんなに大規模なものではないと思っていたので、まずはビクトリア空港(YYJ)で飛行機の撮影をすることに。



お昼頃に空港に向かって、とりあえずRWY27へ。
エアカナダ・エクスプレスDHC-8-300 (C-GETA)のAC8066 バンクーバー行き。
その手前に駐機しているのは個人所有のMooney M20J (N201JF)。こっちの方が珍しい。
ムーニーはアメリカの軽飛行機メーカーです。スピード厨だったらしく、軽量で高速な機体を製造していました。リーマンショックでちょっと前に破産しましたが、最近中国資本により再建したようで。

M20は同社の稼ぎ頭といえる軽飛行機で、軽飛行機界最速の異名もあるとかで。原型機の初飛行は1955年で、息の長い機種でもあります。生産機数は11,000機以上。
スピードは全てだ、速ければ速いほどいい、という感じの機体で、前を向いた異形の垂直尾翼が何よりも特徴的です。一部の派生型のみですがポルシェのエンジンを積んだものもいるそうです。おかげでピーキーな操縦特性に仕上がっているのだそう(≒墜落しやすい)。
M20Jは1977年登場のモデルです。



Cassna 172S (C-GWLY)。おなじみのやつ。
ムーニーと違って安定性抜群。



ビジネスジェットが着陸してきました。コーポレートイーグルという航空ビジネスをやっている会社所有のDassault Falcon 2000 (N313AV)です。
本当に色々な機材が来て楽しい。



ウェストジェットB737-800 (C-GWBL)のWS196 カルガリー行き。



ユナイテッド・エクスプレスCRJ-200ER (N908SW)のUA5509 ビクトリア(from サンフランシスコ)。
いつの間にかユナイテッド航空が就航するようになっていたのでこれが今日の目当てだったのですが、まあ失敗しましたね。



ホライゾン航空DHC-8-Q400 (N402QX)のAS2384 ビクトリア(from シアトル)。
モンタナ大学グリズリーズの特別塗装機でござんす。グリズリーズはバスケとかラグビーとかクロスカントリーとかを手広くやってるクラブです。



RWY09に移動。
自動車販売店Don Wheaton所有のCessna 206 (C-GDJS)。
ゲタを履いている水上機型です。その上車輪もついているので本当は水陸両用機なのだ。実際、滑走路から離陸していきましたし。



Beech 95 (C-GBSR)。



さっきのホライゾンのN402QX AS2385 シアトル行き。



ウェストジェットB737-700 (C-GWBL) WS150 エドモントン行き。
ちょっと撮影ポジションが真下すぎるなぁ・・・とこの頃から感じ始めました。



空港(?)の敷地内になんか廃車が置いてありました。
どういうわけかBCトランジットのNFI D40LF(8060号車)がいました。2015年導入のNova LFSに置き換えられたんだと思います。

飛行機撮影はここら辺で終えて、博物館へと向かいます。


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北米project 4 ~Is the order a warbird? その1 【2016/03/04~10】

2017-01-04 22:57:03 | 海外旅行記
2016年3月、3度目のアメリカ旅行へと行ってきました。
前回、前々回の行き先は共にワシントン州シアトルでしたが、今回はそこからおよそ950マイル南にある都市、カリフォルニア州ロサンゼルス(の郊外)、そしてちょこっとアリゾナ州なんかを旅してきました。

その目的はズバリ軍用機と軍艦(とやきう)。アメリカには数知れないその手の博物館が点在しています。航空機・軍艦の他にも鉄道、自動車の保存例も多く、乗り物保存に関して言えばこの世の楽園だと思います。
ロサンゼルス周辺にはその博物館がある程度密集していて(アメリカ国土的にであるが)、ここをある程度回ればアメリカ航空機に関してはだいたいは網羅できてしまうのでは・・・と企み実行に移したのです。実際、私の軍用機フォルダはかなり潤いました、ウシシ。

今回私が対決を挑んだ博物館軍団の数は全部で9館、そのどれもが充実の展示で訪れるたびに圧倒される内容でした。ゆっくりと見ていては時間が足らず、どうしても駆け足になってしまったこともしばしば。そのくらい濃い内容でした。
その膨大な中身を、今回は半ばヤケクソになりながら紹介していきます。記事は何回になるのか想像もできず、連載期間は1年以内に収まるかの自身も無く・・・かな~りの長いお付き合いになりますので、皆様もご覚悟くださいまし。



2016年3月4日(金)4時39分
カナダ ブリティッシュコロンビア州シドニー ビクトリア国際空港

旅行初日!時刻はまだ未明!
まあまずはロサンゼルスへ向かうわけですが、少しでも早く現着したかったのと成田から来る日本便と到着を合わせる必要があったため(ここら辺の事情はちょっと面倒なのだが、いずれ説明しておきます)、始発の飛行機に搭乗します。出発は5時25分。電車かよ。

ビクトリアのダウンタウン近郊に住んでいる私の家からビクトリア空港(YYJ)までは約20km離れているため、いつもバスを使っています。ですが、こんなさすがに未明にバスは走っていません。
自転車で行けない距離ではないですが、まあろくに街頭のない暗い夜道とかアップダウン激しい道路を走るなんて普通にイヤなので「空港バス」というのを初めて利用しました。
弊ブログでも度々ダウンタウンを走っているところの写真を何回か撮影して掲載している、あの空港バス「YYJ Airport Shuttle」です。
運賃が片道20ドル近くするため片道2.5ドルで済んでしまう路線バスのBCトランジットの前には歯が立たなかったので今まで利用したことがなかったのですが、路線バスが使えない時間帯では威力を発揮します。飛行機の始発便に間に合う時間から運行を始め、終バスは飛行機の最終便に接続するというここぞという時に使いやすいバスなのです。

空港バスはダウンタウンのあちこち(だいたいホテル)を回って乗客を回収してそこから空港までノンストップで向かうというスケジュール。というわけなので自宅から最寄りのバス停まで歩いていく必要があったのですが、まだ夜中の3時台から動き始めたため中々怖いものがありましたね。あんまりするもんじゃないですね。

バスが満席だったらどうしようと不安だったのですが、半分以上席が埋まっていながらも乗ることができ、無事空港へたどり着くことが出来ました。とりあえず第一難関は突破。



薄暗いチェックインカウンター。持込荷物だけだったので発券機でEチケットを発行したら保安検査を抜けます。
今回アメリカの国内線に2回乗るので、受託荷物があるとあわせて50ドル余計に払わねばならなくなるため荷物の圧縮は必須でした。



搭乗ロビーで待ちます。改めて眺めてみるとなかなかオサレなロビーです。
そして出発15分前に搭乗案内開始です。



田舎空港なので地上を歩いて乗りに行きます。
この時間は機材が夜間停泊しているので各社の飛行機が一同に会しているというなかなか胸熱な光景が見られました。



エアカナダのA320-200 (C-FGYL)。
YYJに飛来する唯一のA320なのですが、真夜中に着陸して夜間停泊して早朝離陸という運用をされているため、こんな機会でしか拝むことが出来ないです。
この角度からA320クラスの大きさの機材を見るというのもまあ中々無いんじゃないかと思います。地上から見ると随分と大きく感じるもんです。



ホライゾン航空のDHC-8-400。



ウェストジェット・アンコールのDHC-8-400。



パシフィックコースタル航空のSaab340 (C-FPCZ)。
あれ、こんな塗装だったかな・・・?と疑問に思いましたが、あとで調べてみるとオレンジの帯を追加した新塗装ということでした。いいものが見られました。



はいそして、おまたせいつもの親の顔より見た見た機材。
エアカナダ・エクスプレスDHC-8-300 (C-GTAG)の5時25分発 AC8050便バンクーバー行きです。
前から感じていましたが、今時-300を使う大手キャリアも珍しいような気がしなくもない。



座席はまたエンジンの横・・・。



バンクーバー空港に着きました。真っ暗だから景色なんて無いよ。
ここで乗り継ぎします。



よりどりみどりの時刻表。
大韓航空のロサンゼルス行とカンタス航空のホノルル行ってなんだこれ?間合い運用なのかな?

カナダからアメリカへ渡航する場合、飛行機の登場する前に入国審査を済ませますのでバンクーバー空港で手続きをします。なので乗り継ぎ時間は余裕を見ておいたほうが良いです。
手続きの半分くらいは自動チェックイン機のような筐体をした自動入国審査マシーンがやってくれます。APCというらしい。こちらでの操作が必要ですが、日本語対応しているので英語ができなくても安心です。便利な世の中ですね。
それでも最後は人間のチェックもありますから、変な受け答えをして目をつけられないように一応気をつけておこう。

審査を抜けて搭乗ロビーに向かいます。ずいぶんと奥の方のゲートに向かわされました。LCCだからかな?
途中にあったティムズで朝飯を食べます。手頃な値段で済ませられるだけあってほかが閑古鳥なのに行列ができてましたね。



次に乗るのはエアカナダ・ルージュB767-300ER (C-FMWY)の8時50分発 AC1878便ロサンゼルス行き
エアカナダ・ルージュというのはエアカナダ系のLCCで、観光地へ向けて就航しています。LCCなので一部のサービスが有料だったり座席が詰められていたり背面モニターが無かったりしています。
ただしエアカナダの系列で便名もエアカナダ本体と同じACなので、LCCながら同じスターアライアンスのANAのマイレージを貯められます。これは魅力。



LCCなんだから機内にコンセントがあるはずなかろうという触れ込みでしたがふつうにありました。767だけ?
ただし窓側席だと座席2列に対しコンセント1個なので争奪戦になります。



はい離陸。
機内エンターテイメントは、機内Wi-Fiを介して自分の持っているスマホやタブレット端末に表示させて楽しむというもの。でもなんだか微妙な使い心地だったのですぐに止めてしまい、昼寝をしました。



もうちょいで着きそうだなというところで起きる。
眼下は山地でした。西海岸はやっぱりこういう景色が目立ちますな。



段々高度を落としておきます。主翼をパタパタさせていたのが見ていて面白かったです。これは何の部品だったかな・・・?



工業地帯らしき上空を通過。あちこちに線路が敷かれているようで、工場への専用線だらけでした。未だにこういう専用線でのやりとりがされているんですねぇ。
ちなみに右下には鉄道の転車台がみえるのが分かるでしょうか。



ぐるりと旋回して着陸態勢に入ります。結構ガスってるけど天気は大丈夫かな・・・?
あとは隣になった中国系のおっちゃんと色々喋っていました。



はい着陸。到着は12時前。時差はないのでだいたい3時間程度の飛行でした。このくらいの時間ならLCCでもどうにか・・・という感じです。

機材を降りたらそこはもうアメリカ合衆国。既に入国は済ませているのであとは空港の出口へ行くだけです。

今日はここまで。


その2へ→

静岡空港で飛行機撮影【2016/07/29】

2017-01-02 22:21:44 | バス・航空機撮影記

2016年7月29日。
静岡空港の近くへ行く用事があったので、ついでに飛行機を撮影してみることにしました。
静岡空港には石雲院展望台というのがあります。2013年に竣工したものです。目の前が滑走路なので機材の撮影には申し分なし。その上、屋内休憩所が建てられていて室内は冷房を完備!雑誌も置いてあるので機材が来る合間の暇つぶしも有り。大変過ごしやすいのです。日本屈指の快適撮影ポイントかもしれません。



1機目、全日空B737-800 (JA62AN) NH1262 静岡(from札幌)。



続いてFDA。タッチダウンを捉えるには遠いな・・・。



2機目、FDA ERJ-170STD (JA01FJ) JH144 静岡(from福岡)。
赤は初撮影。



既に到着していた中国東方航空のA320が滑走路へ。
中国東方航空のこの塗装、正規の塗装なのか?って思うくらい素っ気ないんですけどずっとこのままなのかしら。



3機目、中国東方航空A320-200 (B-1635) MU2872 南京。



JA01FJも離陸準備。



4機目、JA01FJ JH133 鹿児島。



5機目、中国東方航空A320-200 (B-6870) MU2089 静岡(from寧波)。
いい具合に旧塗装機が来てくれました。やはりこっちの方がいいですよね。鼻先が黒いのも今時珍しいですが。



ANAと東方航空。



6機目、JA62AN NH1263 那覇。



7機目、天津航空A320-200 (B-1851) GS7947 静岡(from大連)。
これは初めて見ました。定期便でなくてチャーター便か何かだったと思います。塗装もなかなかおしゃれです。
意外と中国機を多く見られるんですね。

ここら辺で撤収としました。また来ます。

2017年あけましておめでとうございます

2017-01-01 21:53:33 | 日常記

あけましておめでとうございます。

とりあえずブログの更新頻度を上げて、18ヶ月の遅れを取り戻せるように努めます、はい。
なんでこんなに増えたんだよ。



富士山も綺麗に拝むことが出来ました。新幹線は串っていて撮影に関してはなんだか幸先悪い・・・。
口コミが広がってきているのか、ここも年々人が増えてきている・・・ような気がします。

というわけで本年も黒鉄重工をよろしくお願いいたします。