67camper's Blog

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白人低音フロントのハードバップ

2006-04-14 00:05:55 | jazz & vocal
The Pepper-Knepper Quintet with Pepper Adams and Jimmy Knepper
(metrojazz E1004)

 初めてアダムスのバリトンを聴いたのは、多分リー・モーガンの"The Cooker"だったと思います。バリトンでは何と言ってもマリガンでしょうが、全く違う硬いゴリゴリサウンドで迫るのがここの主人公”ペッパー・アダム ス”です。相方は、ミンガスとの共演で知られているジミー・ネッパーです。コレだけだと、なんて事はないジャケットタイトルのゴロ合わせかと思われてしま いそうです。リズムセクションがすばらしい。Wynton Kelly(p), Doug Watkins(b), Elvin Jones(ds)このトリオがバックでやって演奏が悪い訳がない。
 1958の録音ですがケリーの好調さと言ったらありません。中音域は芯がある音、高音部では例のケリー節がてんこもりです。さらに、珍しい彼のオルガン プレイも聴かれます。このトリオなら、フロントに何を持ってきても大丈夫。バリトンとボントロの2管は珍しいですよね。あまり知られていないかもしれませ んが、これぞハードバップと言うべき演奏です。   metrojazzの赤センターレーベルのオリジナルです。metrojazzはメルバ・リストンの様に、隠れた名盤が多い事も事実ですね。