Gone with the Wind/Dave Brubeck
(Columbia CL1347)
(Columbia CL1347)
モノラルシステム導入して、モノラル録音ばかりがターンテーブルに載る事が多くなっている。今のところはマイルスをはじめいろんなモノ盤を引っ張りだし て聴いているが、一番印象が変わったのがデイブ・ブルーベックの演奏です。中域が厚くなったためか、ジョー・モレロのドラムはよりサトルに、ブルーベック のピアノはグッと輝かしくなり、デスモンドのアルトはより音が閉まり力強くなった気がする。音は印象でかなり変わるので、わからないがBRUBECKのコ ロンビアモノラル盤はこんなに素晴らしかったっけ?なんて一人で悦に入っている。
でもって今晩は彼らの"Gone with the Wind"です。ブルーベックは我が国では(多分他国でも)テイクファイブのブルーベックとして知られていると思います。テイクファイイブはデスモンドの 曲なのですが、ブルーベックといえばテイクファイブの方程式が頭に焼き付いて離れないジャズファンは多いと推測されます。このアルバムではフォスターのス ワニー河や草競馬、Georgia on My Mind, Ol' Man Riverなど古いアメリカのトラディショナルと言うべきチューンがセレクトされておりコンセプトはまさにアメリカ南部です。ブルーベックのアルバムの中 でも、アメリカを強く感じさせる好盤と思います。日本ではテイクファイブ以外、ほとんど無視状態ですが彼らこそアメリカ・ジャズの伝導師なのかもわかりま せん。事実、国外でのツアーやライブが多いですよね。ジャケットについても、全員がスーツ姿でIVY Flavorを感じさせる良いジャケ写ですね。ブルーベック万歳!!!です。