Sugar/Stanley Turrentine
(CTI 6005)
(CTI 6005)
ええ?!なんで。と思われるかもしれません。今日は、やや電気サウンドを交えたスタンレイ・タレンタインを行きたいと思います。 まず、このアルバムを制作したCTIですが、Creed Taylor Issueの略になります。Bethlehem, ABC paramount, Impulse, Verveでプロデューサーとして活躍した彼が、A&Mに移籍し設立したジャズ専門レーベルで、ウェス・モンゴメリーの“ア・デイ・イン・ザ・ラ イフ”を発表し、イージーリスニングジャズなる新しいジャンルを作り出した事でも知られていますね。
さて、今日はブルーノートで素晴らしいアルバムを連発したスタンレイ・タレンタインのCTI作品”シュガー”です。オルガンのブッチ・コーネル、ロン・ カーターのベース、ビリー・ケイのドラムが作り出すファンクなリズムに乗って、スタンレイがアーシーで骨太のテナーサックスを聴かしてくれます。A-1の タイトル曲”SUGAR"はノリの良いテーマを持った佳曲で、スタンレイ、フレディ・ハバードのトランペット、ジョージ・ベンソンのギター、エレピのロ ニー・スミスと各人が乗りにのったソロを取っていきます。とにかく黒人らしいファンクを感じる良い演奏ですね。 B面全部を締める、コルトレーンのインプレッションズも新主流派よりの演奏で各人のロングソロが堪能できます。当然ですが録音も素晴らしいですよね。カ バーもアメリカンアフリカンのソウル、ブラックイズビューティフルを象徴するものですね。
CTIと言われると、軽視されがちで中古屋さんで1000円もしない値段でゴロゴロしていると思います。このアルバムはゲイトフォールドのコーティング ジャケットで黄緑のセンターレーベルです。これがオリジナルですかねぇ?誰か教えてください!だれも知らないですかねぇ?何と言ってもCTIですものね。