67camper's Blog

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ヴェスパにまたがるベイシー

2006-07-10 00:08:01 | jazz & vocal
Basie Rides Again!/Count Basie
(Verve MV2643 jp reissue)


 何とすばらしいカバー!!!店頭で見つけて思わず購入したアルバムです。もう20年以上前になると思いますが,”カバーこれなら中味も・・・”の想いは 今も変わりませんね(笑)色的にはセピア色の背景に映えるおそらくシルバーのヴェスパとダークスーツのベイシーの構図が好きでたまりません。  

 さて内容です。やっぱり"Good Cover, Good Sound"です。52年録音でカンザス時代のベイシー楽団の名残を残す演奏です。国内盤でややサウンド的に細く薄い感じが残念です。ぜひオリジナルで聴 いてみたいアルバムでもあります。聞き所は多いアルバムです。A面ではまずはオスカー・ピーターソンとの共演です。後の“サッチアンドジョッシュ”の布石 となったと思わせる共演ですよね。"Be My Guest"と"Blues For The Count And Oscar"でこの共演は聴かれますがベイシーがオルガンに回ります。また、ここでは2人のテナーソロが聞き物となっています。バイスプレスことポール・ クイニシェットと後のコテコテ演奏で知られるエディ・ロックジョー・デイビスのソロが対称的で面白いです。ややソフトでレスター風にせまるポールと固めの ゴリゴリテナーのロックジョーが好対称ですね。B面でロックジョーのテナーは大きくfeatureされています。B面では何と行ってもアル・ヒブラーの ボーカルですね。ヒブラーと言えばエリントンとの共演が有名ですが"Goin' To Chicago", "Sent For You Yesterday And Here You Come Today"で男性的なボーカルが聴かれます。上記メンバー以外ではErnie Wilkins, Floyd Johnson(ts), Charlie Fowlkes(bs), Marshall Royal(as), Joe Newman, Paul Campbell, Wendell Culley, Reunald Jones, Charlie Shavers(tp), Henry Coker, Benny Powell, Jimmy Wilkins(tb), Freddie Green(g), Jimmy Lewis, Gene Ramey(b), Gus Johnson(ds)の面々です。

 所有盤は国内再発盤です。オリジナルは見たことないし、高価でしょうねぇ?。暫くはこの盤で我慢です。