Dearly Beloved/Stanley Turrentine
(Blue Note BST84081)
(Blue Note BST84081)
ブルーノートのスタンレイ・タレンタインのリーダーアルバムはこれまでホレス・パーラン・トリオと録音されてきましたが、最初にオルガンを加えて録音し たのがこのアルバムのようです。といってもここで共演している"Little Miss Cott"ことShirley Scottのリーダーアルバムでは既に両者の共演が見られるので、この時期頻繁に交流していたのでしょう。このあたりの共演が結婚に一役かったのは容易に 想像ができますね。この時期prestigeと契約していた関係で変名を使用したとギトラーはライナーノートで解説していますよね。
メンバーはタレンタイン,スコット,シルバーのバンドからロイ・ブルックスがドラムで参加しています。あれ~!スコットがbass奏者を使ってないぞ! これはめずらしい。スコットと言えばいつもstring bassをメンバーに入れているのに、どうしてこのセッションだけ足をつかったのでしょうね?このアルバムの1週間まえに録音された"Hip Soul(Prestige 7205)"では上記のメンバーにHerbie Lewis(b)がクレジットされているのです。どうしたんでしょうね?だれかご存知の方がおられたらご教示ください。足技も充分で,いつものカルテット のように聞こえ、そう違和感は感じませんが・・・。演奏曲はオリジナルを排し、"My Shining Hour", "Dearly Beloved"や"Yesterdays" のスタンダードや"Troubles of The World"のスピリチュアルが中心でメロディックな仕上がりです。
演奏も好きですが、コーティングカバーでこの色彩感が豊かなカバーはBNでは珍しいですよね。赤いバラを持ってシアサッカーのコットンジャケットを着たアイビーガイのタレンタイン,決まってるよね~!!!
盤はリバティのステレオ盤です。