Antonio Carlos Jobim & Sergio Mendes
(Elenco MEV12)
寒い日が続きますね。西高東低の気圧配置で日本列島は冷蔵庫に入ったようです。南国高知と言えども寒~い!!!敢えて、こんな時のボッサもまたいいモノです。昨年,ブラジルから購入した
Di Giorgioのガットギター、やっぱりなれません。通常のアコギでコードをシェイクハンドで押さえる癖がついた自分には,ボッサのテンションが多いコードはガットだと却って押さえにくいのです。簡単に言えば,下手なだけなんですけど・・・。さりとて練習しなければ,単なるかさばるオブジェとなってしまうので何とかガットギターになれようとなるべく触るようにしている昨今です。
今日のアップはジョビンとセルメンが収録されたエレンコ盤です。というのも最近はまっている"Agua De Berber"(邦題名:おいしい水),ちょっとハスキーで微妙なポルトガル語の濁音が心地よいジョビンのボーカルバージョンが収録されています。どうやら“おいしい水”とは酒の事らしく,日本で言えば吉幾三の“酒よ”なんかとそんなに変わらないのかな?なんて気もしますが、ボッサらしい美しいメロディが印象的ですよね。これを下手の横好きですが67camperなりに弾き語りバージョンでやろうとしているわけです。(かなり無理がある!!!。)このアルバム自体は,ジョビンの方はワーナーのネルソン・リドルがバックの"ザ・ワンダフル・ワールド・オブ~", セルメンの方はArt Farmer, Hubert Laws, Phil Woodsなどが活躍する”ザ・スインガー・フロム・リオ”とのコンピ盤です。セルメンとジョビンが交互に登場し,”おいしい水”の他にも,ジョビンのボーカルが聴ける“ジェット機のサンバ”,“サーフボード”などが収録されており聞き逃せません。
エレンコ特有の白黒カバーそして,簡素ですが実に味があるイラストはこのままレコードフレームに入れて飾りたくなるほど粋ですね。バックカバーは当然ポルトガル語で読めませんがこっちのイラストも超カッコイイ。67年制作がプリントされたエレンコのオリジと思われる一枚です。