67camper's Blog

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渋いエリントニアンを一人!

2007-01-20 00:05:29 | jazz & vocal
Mood Indigo!!! Taft Jordan Plays Duke Ellington
(Moodsville MV21)

 エリントン楽団のトランペットセクションではクーティ・ウィリアムス、レックス・スチュアート、クラーク・テリー,レイ・ナンス、ショーティ・ベイカー、キャット・アンダーソンなどが有名でしょうか? 本日の主役,タフト・ジョーダンもその仲間に入れても全く遜色がないと思います。彼のエリントン楽団在籍は1943-47であり,このあとレックス・スチュアートと交代になったと言いますから,この頃の録音は確認できてないですが大体はSPなのかもしれません。それ以前のチック・ウェブ楽団の活躍も知られています。本日アップのアルバムはこのジョーダンの晩年1961の録音盤です。レーベルはMoodsvilleというのがコレクターをまたひきつけますよね。

 ジョーダンのワンホーン形式でエリントンナンバーを演ってくれてます。オープンとミュートとほぼ半々の使用で彼のトランペットを心行くまで楽しめるメンバー構成です。リズムセクションはリチャード・ワイアンズのピアノ,ジョー・ベンジャミンのベース、チャーリー・パーシップのドラムに加え,ケニー・バレルの参加が嬉しいですね。このバレルのイントロに導かれて始まるタイトル曲"Mood Indigo"がA-1です。この演奏も良いですが,B面の"Do nothing Till You Hear From Me"~"In A Sentimental Mood"~"I Didn't Know About You"~"Sophisticated Lady"の流れが大好きです。特に"In A Sentimental Mood"のやや線が細いような感じもありますが美しいオープンホーンで奏でられるジョーダンのプレイにはウットリさせられてしまいますね。"Sophisticated Lady"などバレルの好演も見逃せません。余り話題にのぼらないアルバムでしょうがジョーダンの数少ないリーダー盤であり貴重です。

  所有盤はグリーンレーベル,シルバーロゴのMooodsvilleオリジナルです。バレルファンもぜひ聴いてみたいアルバムかと思います。