The Magic Of Believing/Beryl, Connie, Jane
(Capitol T822)
(Capitol T822)
ハリウッドの女優として著名な ジェーン・ラッセルは”ならず者”(Outlaw)で銀幕デビューを果たして以来、多くのハリウッド作品に出演しています。我が国ではモンローとの共演映画”紳士は金髪がお好き”(Gentleman Prefer Blondes)が有名なようですね。そう言う自分は映画には疎くて,どちらも観た事がないのですが(涙)。ジェーンが二足のわらじで歌手業をこなしていた事は有名でMGM盤の"Jane Russell"(same title)はそのセクシーカバーとともにボーカルファンには良く知られた名盤と思います。
さて本日は、ジェーンのボーカルが他のシンガーにいかに認められていたのかを如実に表す白人ゴスペルカルテットのコーラスアルバムをアップします。コニー・ヘインズ,ベリル・デイビス,ジェーン、デラ・ラッセルの4人組です。このアルバムにはデラが不参加ですが,ひとかどの歌手コニー,ベリルと対等に渡り合うジェーンが収録されています。タイトルからして「信仰の魔術」であり教会のチャリティとして製作された経緯もあるようで、スィンギーな白人ゴスペルが楽しめます。彼女らのチャリティの成功の元になったスマッシュヒット"Do Lord", "Yes Indeed"そしてスピリチュアルの"Joshua Fit De Battle Of Jericho"などおなじみの曲が入っているところがいいですね。バックはLynn Murraynのアレンジによるオケです。
キャピトルのターコイスラベルのモノラル盤です。ブルー系の背景と3人のブルー系の衣装、そしてジェーンの際立つ美しさと、コーラスの名盤に入れたいアルバムと思います。