67camper's Blog

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ハードなビッグトーン,サル・ニスティコ!

2007-01-22 06:30:47 | jazz & vocal
Heavyweights/Sal Nistico
(Jazzland JLP66)


 名前からしてイタリアンアメリカンであろうか?Salは恐らくはサルバトーレ(救世主)であろう。彼は救世主になり得たか?、少なくてもジャズの歴史を変えるような救世主ではないことだけは確かです。マンジョーネ・ブラザーズでのプレイをご記憶の方も多いかなと思います。その後はウディ・ハーマン楽団,ベイシーバンドでもプレイしたと言います。今日のアップは数少ない彼のリーダー盤の中では最も有名と思われる「Heavyweights」です。初リーダー盤であり、録音当時は22才と言う若きサルのプレイが楽しめます。   

  パーソネルはSal Nistico(ts), Nat Adderley(cor), Barry Harris(p), Sam Jones(b), Walter Perkins(ds)のクインテットです。キャノンボールのバンドから3人,そしてMJTのパーキンスと言うサイドメンです。サルのプレイはビッグトーンでハードなフレージングが身上と言われていますが。事実他の5曲はいずれもスウィンガーですが,A-3で見せる"My Old Flame"の唯一のバラードプレイにむしろ才能を感じますね。サイドメンも好演,特にA-1にオリジナルの"Manblue"を提供したハリスの好演が光りますね。ラテンビートを用いたブルースなのですがなかなかの佳曲です。この頃のハリスの好調さ、本当に凄いです。

 所有盤はリバーサイドのOrpheumと同じくこのOrpheumがクレジットされています。オレンジ地にブラックロゴのジャズランド盤です。