67camper's Blog

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フランス的ボーカリーズ

2007-09-04 05:19:34 | jazz & vocal
The Double Six Of Paris Sing Ray Charles
(Philips PHM 200-141)


 先日,JAZZCHOR FREIBURGのライブを聴いて以来,ちょっとした自分的ブームになっています。こう言ったコーラスグループは女性だけ,男性だけといったグループもありますが,古くはランバート・ヘンドリックス&ロス,最近ではマンハッタン・トランスファーに代表される混声グループが音域が広くて色彩感も豊富で豪華ですよね。本日はフランスのエスプリを感じる混声コーラス,ダブルシックスオブパリスをアップしますね。このグループはLH&Rから影響をうけて1959にフランスで旗揚げされたグループです。男性3人,女性3人からなる混声グループです。60年代を通じて活躍し,このメンバーからあのスウィングルシンガーズが生まれた訳ですから,ジャズコーラスのヨーロッパでの本流をになったグループとも言えますね。いくつか注目すべきアルバムをリリースしていますが,本日はR&Bの巨匠レイ・チャールズのナンバーのカバー集です。どこかフランス的な小粋さを感じさせる秀逸なカバーフォトも魅力的な一枚です。

 バッキングは,Jerome Richardson(fl, ts), Bobby Scott(p, celeste), Milt Hinton(b), Osie Johnson(ds)のカルテットです。ホンキング気味のジェロームのテナーが熱くていいですね。A面で"One Mint Julep", "Yes Indeed", ベストシンギングと思われる"Georgia On My Mind", B面の"Hallelujah, I Love Her So"など選曲もレイのヒットナンバーが選ばれており聴き応え充分ですね。R&Bらしいジェロームとのコール&レスポンス,6人のメンバーと言うアンサンブルの厚さも最高ですね。他のアルバムも要チェック盤があるのですが、カバー,ジェロームの好演でこのアルバムのアップとなりました。

 所有盤はフィリップスの黒ラベル、多分オリジナルと思います。コーラス、気持ちよくってハマリますよ!