67camper's Blog

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コーラスで聴くラテン

2007-09-29 03:06:15 | jazz & vocal
Voices In Latin/Four Freshmen
(Capitol T922)


 ジャズコーラスではひょっとしたら、一番有名なのがこのフォーフレッシュメンなのかも知れません。ランバート・ヘンドリックス&ロスも人気がありますし,最近ではマンハッタントランスファーなどもいましたね。フォーフレッシュメンは白人4人からなるインディアナポリスの音楽学校出身の男性コーラスで日本のダークダックスやデュークエイセスの模範となったコーラスグループです。4人が全て楽器にも秀でていて、ロス・バーバー(tp, ds)、ドン・バーバー(g)、ボブ・フラニガン(tb)、ケン・アルバース(tp)をプレイするのです。特にフラニガンのボントロはロソリーノ風,アルバースのラッパはメイナード・ファーガソンばりでソロも良く聴かせます。こうした高い音楽性がこのグループの真骨頂で、ケントンに認められキャピトルデビューを果たしたのです。日本ではファイブトロンボーンが有名ですが本日アップのラテンリズムのアルバムも捨て難い魅力がありますね。

 メンバーは上記4人。アレンジはピート・ルゴロ,リズムセクションにはJimmy Rowles(p), Laurindo Almeida(g), Shelly Manne(ds)などの有名プレイヤーが名を連ねています。ボンゴ、コンガの参加はお約束ですよね。A面はFrenesiで始まります。ドミンゲスの名曲ですよね。アルバースのラッパも聴ける好トラックですね。続くラテンリズムも似あう"If i Should Lose You", "Yesterdays", "Tangerine", "What's New"等の選曲もいいですね。B面は"Brazil"で幕を開けます。お約束のサンバリズムとフラニガンのボントロが最高です。"Chelsea's Bridge"では典型的なこのグループの快唱が聴けますし,ラテンリズムならこの曲といえるような"Star Eyes"や"Breeze And I"も収録されています。

 所有盤はレインボウキャピトルのモノラル盤です。白いスーツと美女のカバーはなかなかに粋ですよね!