67camper's Blog

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珍しいオルガン/ピアノの共演

2007-09-07 03:48:11 | jazz & vocal
Organ-izing!/Mel Rhyne
(Jazzland JLP16)


 ジャズランドはリバーサイドの旧録音の再発で始まったレーベルですが,やがて新録音をリリースするようになります。記憶に間違いがなければ、おそらくこの第1作の新録音盤がこのメル・ラインのリーダーアルバムだと思います。メル・ライン自体はウェス・モンゴメリーとのリバーサイドでの共演盤の方がむしろ知られているかもしれませんね。

 さて本日はこのメルのジャズランド盤をアップしますね。この盤のユニークなメンバー編成にまず目がいくでしょうね。1960年の録音ですが,この時期絶好調を極めたブルー・ミッチェルのトランペット、ジョニー・グリフィンのテナーのフロントラインの素晴らしさは言うまでもありません。もっとも異色なのは,メルのオルガンに加え,ブルーノートが売りだし中であったスリーサウンズのジーン・ハリスがダブルキーボードでプレイしていることだろうと思います。メルのオルガンソロが終わった後,ファンキーなハリスのピアノが聞こえてきて”アリャリャ”と思う筈です。ベースは同じくスリーサウンズのアンドリュー・シンプキンス,ドラムはアルバート・ヒースの六重奏団でプレイされます。選曲も長尺の曲が2曲ずつでブローイングセッション風のファンキーな熱い演奏が聴かれます。各面トップの2曲, A面がエリントンの"Things Ain't What They Used To Be", B面がキャノンボールの"Barefoot Sunday Blues"での各自の溌剌としたプレイが素晴らしいですね。

 以前にステレオ盤がWaveからリリースされていましたが,所有盤はジャズランドのオレンジラベル,モノラル盤です。オリジナルと思っていますが,この辺りはDGがないのではないでしょうか?また情報がありましたらご教示いただければ幸いです。