67camper's Blog

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タイトルは58年だけど・・・

2008-03-06 06:18:27 | jazz & vocal
Lionel Hampton '58/Lionel Hampton
(Verve MGV-8223)

 バイブのライオネル・ハンプトンはVerveに多くの吹き込みがあります。ノーグラン、クレフの時代もありますし、コンピレーションや再発もあり混沌といています。タイトルからややこしいものもありますよね、。というのもタイトルだけ見ると58年の録音を思わせますが、例の「ようこそ、ジャズ・ディスコグラフィー・プロジェクトへ」をひもとくと54年の録音といいます。相変わらず不明点が多いですが演奏そのものはスウィンギーそのもの、実に聴きやすいジャズに仕上がっています。本日はこの"Lionel Hampton '58"をアップしますね。

 メンバーはハンプトンに加え、お決まりとも言えるOscar Peterson(p), Herb Ellis(g), Ray Brown(b), Buddy Rich(ds)というVerveのオールスターリズムセクションです。このメンバーなら悪い訳がないという感じでしょう。演奏曲もよく知られたスタンダード4曲構成で十分なソロスペースが与えられています。A-1は"Body And Soul"です。例によってうなり声をあげながらのソロは実にスインギーで気持ちがよいです。OPのソロも完璧ですね。続く"Flying Home"はお得意のナンバーで、何度となく再演されていますよね。B-1はHerb Ellisのリズムギターが効いている"Honeysuckle Rose"です。昔はよかったねの引用を交えたハンプのソロは圧巻です。B-2の"Foggy Day"のハンプトンのバラードプレイもジェントルでいいですね。

 所有盤はMGM盤T字ラベルです。こういうリラックスした演奏がVerveにはいっぱいあり、BN、Prestige、Riversideにない味がありますね。コレクター泣かせですが、大好きなレーベルですね。