67camper's Blog

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もう一枚のBetty Bennett

2008-03-19 02:07:31 | jazz & vocal
I Love To Sing/Betty Bennett with the Andre Previn Trio
(United Artists UAL3070)


 ボーカルの人気盤として「Nobody Else But Me」は巷では相当な高値を呼んでいるアルバムとして有名ですよね。以前にこれをアップしたときにも記載しましたがもう一枚、夫のアンドレ・プレヴィンがバックをつとめたアルバムがあります。それも個人的にどうも肩入れしてしまうUA盤というのもいいですね。本日はこのAnother B.BennettのUA盤をアップしますね。

 バッキングはタイトル通りプレヴィンのピアノトリオ{Andre Previn(p), Red Mitchell(b), Irv Cottler(ds)} と{Previn(p), Buddy Clark(b), Stan Levey(ds)}の2つのセットが基本です。前者のトリオにはA-1"It's Easy To Remenber", B-2"Young And Foolish", B-4"Then I'll Be Tired Of You"で名手Conte Candoliのトランペットが加わります。A-1はタイトル曲"I Love To Sing"とくだんの"It's Easy To Remenber"がメドレーで歌われます。ここでもう、彼女のクリアーなdictionに触れることができます。プレビンのピアノもリリカルでいいですし、スモーキーなCandoliのラッパが極めて効果的です。A-3の"Over The Rainbow"やA-4の"Like Someone in Love"、B面ではB-2"Young and Foolish"やB-4"Then I'll Be Tired Of You"などのバラードでは安定したブレスから繰り出される美しいロングトーンが印象的ですね。B面ラストの"It Never Was You"では最後にタイトル曲"I Love To Sing"の一節を持ってくる構成もいいですね。

 所有盤はUnited Artistsのモノラル、プロモ盤で例によってホワイトラベルです。オリジナルから繰り出されるクリアで丸みのあるプレビンのピアノもとてもきれいに録音されています。