67camper's Blog

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オレンジの似合うナンシー・ウィルソン

2008-03-13 00:09:20 | jazz & vocal
The Swingin's Mutual!/The George Shearing Quintet with Nancy Wilson
(Capitol SM-1524)


 キャピトルが仕掛けるシアリングとシンガーの共演盤という企画がありますよね。ナット・キング・コール、ダコタ・ステイトン、ペギー・リーとの共演盤が知られていますが、キュートなナンシー・ウィルソンとの共演盤もはずす訳にはいきませんね。本日のアップはこのナンシー・ウィルソンとシアリングクインテットとの共演盤です。ナンシーに関して言うと、以前にアップしたイエローのワンピースのキャノンボールとの共演盤がありましたが、シアリング盤ではほぼ同じカットのオレンジのワンピースです。企画自体も似ていてインストとボーカルが交互に現れ、ナンシーのキュートでソウルフルなボーカルも楽しめる一方、シアリング五重奏団のインストチューンも聴けるお徳用盤ですね。

 メンバーはNancy Wilson(vo), George Shearing(p), Armando Peraza(perc), Ralph Pena(b), Dick Garcia(g), Vernell Fournier(ds), Warren Chaisson(vib)というメンバーです。(カバーには記載がなくCD universeのWEBから転載しました。)楽曲も上記のようにヴォーカル、インストが交互に出てきますが、A面冒頭の"Green Dolphin Street"の"Lover~♪”と歌いはじめたところでナンシーの素晴らしさに引き込まれていきます。この面ではさらに"The Nearness Of You", "Born To Be Blue"の歌唱が聴けますが、このバラードの解釈もいいですよ。シアリング五重奏団のバッキングも冴えておりギター、バイブを加えた趣味のいいサポートが泣かせます。インスト曲では、シアリングと言えばこの曲という”バードランドの子守唄”までやってくれるサービス付きです。インストファンでも比較的所有率の高いアルバムではないでしょうか?

 所有盤はブルーグレイのセンターラベルにブラックロゴの再発盤です。オレンジのワンピースで椅子に腰掛けお互いのヒットアルバムを手にしたカバーも秀逸ですね。